月に舞う桜
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| 2006年09月18日(月) |
ただ私が勝手に思ってるだけ |
秋になるとスピッツが聴きたくなる。スピッツの曲は、どれも何となくかなしい。かなしい内容じゃなくても、あの声とメロディーが心の奥の柔らかくてちょっと弱い場所を不用意に刺激する。それで、かなしい気分になる。でもそれは、心休まるかなしさだ。私は、緩やかにかなしいものが好きなのだ。
何があっても私だけは味方でいよう、と思うことがあった。 けれども、味方でいるっていったいどういうことなのだろうと、ふと考える。決意することも口に出すことも簡単だけれど、本当に本当に変わらず味方でい続けるというのは、実際は結構難しいことなんじゃないか。 たぶん、理屈じゃないのだ。時間に比例して深まっていく友情や愛情はもちろんあるけれど、関わった時間に関係なく、直観的に深い気持ちを抱いてしまうことってあるのだと思う。 たとえ「裏切られた」と感じることが起こったとしても、そもそも契約を交わしたわけではないのだから、裏切りでも何でもない。全ては私の直観が間違っただけ。
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