月に舞う桜
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| 2006年05月28日(日) |
焦燥と絶望と、それらに勝る光 |
「いつまでこの生活を続けられるんだろう」と、「いつまでこの生活が続くんだろう」と、その両方を時々ふと考える。 この二つは似ているようでいて、まったくの別物だ。言ってみれば、前者は未来への不安と焦燥で、後者は現在への絶望だ。 本当のことを言うと、私はそこまで未来に不安を抱いているわけではないし、そこまで現在に絶望しているわけでもない。でも、心の奥底に薄っすらと、その二つの感情を確かに持っているのだろう。焦燥や絶望と言えば大げさだけれど、「生きていれば避けられないもの」という程度に、薄っすらと。生きていれば、不安も不満も付きものだ。それらから完全に逃れることはできない。
大切なのは、マイナスなものを抱えないようにすることではなく、マイナスなものを抱えつつ闇に沈み込まずに光を見出して生きていくこと。 この一年で、私は随分そのことを学んだように思う。
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