| 2012年01月20日(金) |
■「小石川七福神巡り」8…この辺りでもちゃんと育つんだね〜 |
蛇の化身のような「男弁財天様」を拝んでから、 最後の「深光寺」に向かう。 このお寺には、日本固有の唯一の福神様 「恵比寿様」がおられます。
茗荷谷にある拓殖大学の近所ということだったので、 拓殖大学を目安に行きましたが、 ちょっとわかりづらいところでした。
やっと、見つけると、 お寺に登る坂道にはこんなふうに、 提灯が飾られ、小石川七福神をずっと 巡ってきた中で、いちばん、 おめでたい感じの演出がされていました。

なんとなく、わくわくして この坂を登っていくと…
こじんまりとしたお寺があり、 その脇に、で〜んと、 鯛をかかえた 「恵比寿様」がおられました。

近寄ってみると、 堂々とした恵比寿様でした。

その恵比寿様を確認しつつ、 境内をきょろきょろと見渡すと、 あることに気がつきました。
この境内には、とても見事に、 「ミカン」がなっていたのです。 こんなふうに、たわわに。

「わぁ〜たくさんのミカンだね。 道端夏ミカンはいつも見てるけど、 普通のミカンもこんなふうに、 いっぱい実るんだ… いいな、いいな」
と、みとれました。 我が家では、現在、 レモンと甘夏ミカンを育てているのですが、 (レモン、今年は18個収穫できました) それなら、今度、ミカンも増やそう、 などと決めつつ。
「でもまてよ、 味はどうなんだろう? 甘いのかなぁ?」
と、味を知りたいと思い、 きょろきょろすると、 住職らしき方が、境内の片付けなどを、 しておられる姿を発見しました。
そこで、その住職のところに近づき、 思い切って、こう尋ねました。
「このミカンは、見事ですね。 できるんですね、この辺りでも」 「できるんですよ。 このミカンの木は、先々代の住職が 植えたもので、年々大きくなって。 今は、この辺りもあたたかいのでしょうね 毎年、たくさんなるようになりました」
住職は、片付けの手を休め、 私たちの側に来てくれました。 そこで、思い切ってこう聞いてみました。
「あの〜、 このミカンは、 甘いんですか?」
すると住職は、私の意図を見抜き、 こう言ってくれたのです。
「甘いですよ、 食べてみますか?」
嬉しくなり、 「ぜひ、お願いいたしますっ」 と、お願いすると、住職は、 枝きりバサミを持ってきてくれ、
「枝付きの方が、縁起いいので、 枝付きにしますね」
と、私と義姉の分、 2つとってくれました。 そちらがこのミカンです。

とてもつやつやのミカンで、 葉っぱも生き生きとしていたし、 なにより、香りがよかったです。
ただ、このミカンを育てるのに、 ていねいにお手入れするし、毎年根本に、 栄養も与えると住職は教えてくれました。 でないと、こんなにみごとには、 ならないですよね。
そんなわけで、このお寺にみごとに育っている ミカンをいただいてきたのでした。
でも、そうそう、ミカンじゃなくて、 「恵比寿様」をお参りしなくちゃと、 そのあとで、しっかりと、 恵比寿様のご利益、商売繁盛、福財を お願いしてきたのでした。
帰ってきてから、 数日ほどうやうやしく飾っておりましたが、 ついに、食べて味を確認しようと思い、 思い切って食べてみると…
大丈夫、 とても甘かったです。 一つ一つの袋も大きく、 おいしいミカンでした。
これなら、育て甲斐ありそうです。 今年は、ミカンの苗を買って育てます。 うふっ、これで、我が家では、 レモン、甘夏ミカン、ミカンと、 楽しめるようになりそうです。
ということで、小石川七福神巡り、 (実は八福神)を無事に終えることが できました。 所要時間は、休憩をいれて、 5時間くらいでした。 楽しかったですよ〜
来週、もう一回だけ番外編で、 変わった神様と書ききれなかったこと 紹介しますね。
とても、びっくりな神様がいたんです。 今まで、見たこともないような… ぜひ、紹介したくて、ね。 では、また来週お会いしましょう。
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