| 2012年01月23日(月) |
■「小石川七福神巡り」番外編…こんなお地蔵様いるのぉ? |
前回までで、新春恒例「七福神巡り」の ご報告を終えましたが、今日は、番外編で、
ひえーーっ、 こんなお地蔵様がいるのぉ〜
と思ったお地蔵様紹介です。 だってね、お地蔵様、 こんな姿だったんですもん。 正確に言うと、 お地蔵様みえません。

縄でしばって、 しばって… って、感じ?
じゃなくて、 このお地蔵様は、その名も 「しばられ地蔵」といって、 願かけるときに、縄で結んで、 叶ったらそのヒモをほどきにくる、 由緒正しきお地蔵様、 だそうです。

ちょっと気の毒だなぁ… 申し訳ないなぁ… そう思いつつも、もちろん、 私も、しばって来たのですが…
だってね、すぐ側に、 こんなふうに、ヒモが 置いてあるんです。

白い札に、 「縄をお使いになられる方は、 気持ちばかりの、 浄財をお願いします」
と、あったので、もちろん、 本当に気持ちばかりの浄財、 (すいません、少なくて) を、してきましたが。 願いがかなったら、必ず、 ほどきにきます、と約束して。
こんなお地蔵様がおられるね、 どういうわけでこうなったのか、 と、帰ってきてからネットで調べてみたら、 どうやら、町奉行、大岡越前が関係している らしいことがわかりました。
享保7年(1724年)夏のこと、 日本橋の呉服間屋の手代さんが、 大八車に反物を山と積んで、 とある門前で、一休みしたそうです。
目がさめると、門前に置いた反物は車ごとない。 あわてた手代さん、はさっそく訴え出た。 取調べに当たったのが町奉行の大岡越前さま。
「反物が盗まれたのを見すごすとは、 門前の地蔵も同罪である。 縄打って引っ立てて参れ」と命じた。
と、地蔵さんは荒縄でぐるぐる巻きにされ、 大八車に乗せられて奉行所へ。 前代未聞のお地蔵様の引き立てに、 江戸っ子たちは、ぞろぞろついて行く。
奉行所の門は開いているので、どんどん門を入ると、 ころを見て越前守は門をしめさせ、
「奉行所の白州へ乱入するとは不届至極、 その罰として反物一反を納めよ」
野次馬たちは驚いたけれども、 なんとか工面して反物を持ってくる。
それを呉服屋に見せると、 その中から盗まれた反物が発見され、 大盗賊団がことごとく捕まって 一件落着したとか。
この後、このお地蔵様は、 みなに感謝され、立派なお堂に、 奉られるようになったそうです。 (大元の出典元不明)
これが、「しばられ地蔵」の 本当の発端か、よくわかりませんでしたが、 伝話として言い伝えられているようです。 何カ所かに、「しばられ地蔵」はあるようですね。 時間があれば、行ってみたいな。
そうそう、この「しばられ地蔵」があるのは、 今まで巡ってきた七福神のお寺ではなく、 「林泉寺」です。

座禅などをやっているお寺らしいです。
さて、これで、小石川七福神の紹介は、 終わりですが、七福神を巡るとき、 こんなパンフレットみつけました。

開くと、 御朱印スタンプを押せます。

それと、地図も載っています。

もっとも、目安になる建物やスーパーが なくなっていたりして、 迷ったりもするのですが、 そんなことも楽しみの一つ、かな。
興味のあるかたは、 小石川七福神会事務局真珠院 03−3811−6109 まで、聞いてみるといいと思います。
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