まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年11月06日(月) 仰天ホテル…その2

昨日からの続きです。


そんな女将からの失礼な電話に怒り爆発し、
女将を怒りつけたことを車中で仲間たちに話したら、
仲間たちは、こう言った。


「今日の部屋は最低で、食事は一品か二品、
 減らされているかもね」 

われわれは、それを覚悟した。



良いホテルだと、こんなことをした場合は、
着いたら「失礼しました」と
謝りの挨拶の1つもあり、
丁寧に扱ってくれるはずだが、
このホテルは何をしてくるかわからない。
女将自ら、あんな電話してくるくらいだからね。

女将はどんな顔で出てくるのだろう。
と、興味津々であった。
だいたい入り口に女将は出て挨拶しているからね。


さて、ホテルに着くと…


「いらっしゃいませ…」と出てくるはずの
女将はいず(HPで女将の写真を確認していた)、
無表情の中居さんが二人ほど立っていただけだった。
そして義務的に
「いらっしゃいませ〜」と言っていた。
とりあえず、カウンターに行き、
名前を言い、チェックインをする。


このときに、もちろん、
「先日は失礼いたしました」
の、ひと言などはない。
そして、部屋番号を伝えられたら、
やはり、いちばん下の階の部屋で、
お風呂が付いてない最低ランクの部屋だった。



まっ、部屋は予想どおり。 


しかし、これから、
びっくり仰天が続いていくのだ。
順番に紹介していこう。



《仰天…その1》


さて、無表情な仲居さんが、
「こちらです…」と部屋に案内してくれた。
その時に私たちはうきうきとこう聞いた。


「来る途中、紅葉とてもキレイだったのですが、
 今がいちばんいい時期でしょうね?」



中居さんは、無言であった。

びっくり仰天!



お客の問いかけに答えない、
仲居さんのすっぱりとした態度である。
私たちは言葉を失ってしまい、
思わず、顔を見合わせた…


し〜ん


すると、ちょっと間をおいてから、
仲居さんはこう言ったのだ…


「二日くらい早いですね」



なんと、私たちは、来るのが
二日早かったのだ。
あと、二日後に来れば、紅葉は最高で
あったらしい…



私たちの期待していた答えは、
「ええ、今がいちばんキレイですね」であり、
まだ早いなら、せめて
「でも、あと、一週間後くらいが最高ですね、
 ちょっとまだ早かったかもしれませんね」
くらいにしてほしかった。

しかし、最高の紅葉は、
あと二日後だと無表情にすっぱりと
言い切られてしまった…
私たちのうきうき感、一気に吹っ飛ぶ。
夢を奪う仲居さんであった。


どんな教育しているんだか、
このホテル。



しかし、仲居さんはいいとしよう…
今日は気分が悪かったのかもしれない。
気分を取り戻そう…
問題は部屋である。

「こちらです…」と通された部屋は、
あ、古いなぁ…って感じ。
まっ、仕方ないか…老舗ホテルだからね。


しかし、古さは
「感じ」だけではなかったのである。



《仰天…その2》


私は、旅行中でもパソコンは必ず持ち歩き、
(「ことば探し」は毎日更新することにしているしね)
現地であれこれ聞いたりして、
インターネットで調べることにしている。


しかし…


このホテルの電話は、
ダイアルを指で回してかける古い型の電話で、
電話機と電話回線が一体になっていた。
つまり、取り外しが出来るモジュラージャック式の
電話ではなくて、ダイアルアップができない
一体型の電話であった…




びっくり仰天!

ひぇ〜これじゃ、
インターネットつなげないよぉ…



どこへ旅しても、電話回線だけは使えるので、
大丈夫と思っていたけど、
このホテルは使えなかった。

フロントに聞いてみたら、
この電話は交換機を通しているので、
全館どこでも使えないと言うことであった。
「公衆電話ならありますけど、それじゃ
 ダメでしょうか…」
などと言われた。

もっとも、ホテルのホームページはあるので、
館内の事務所だけは使えるように
してあるのだと思うけど、
もちろん、それは貸してはもらえない。
そんな配慮はしてくれはしない。


しかも、
携帯電話も「圏外」で、全社全く使えず…
携帯電話でインターネットすることも不可能。
フロントに言わせると、こうである。
「ドコモは使えるはずですが…今日は
 携帯の使用容量がいっぱいなのかもしれません。
 お客さんがいっぱい来てますからね」



そんなワケで、携帯電話は全く使えず、
「ことば探し」もUPすることができなかった。
準備はしてきたが…
そして、悔しかったがUPを諦めた。


まっ、でも、ここは山奥の温泉郷である。
インターネットより、仲居さんより、
なんといってもお風呂である。



ホームページの写真によると、ここの露天風呂は
川に面していて、なかなかキレイだったから、
私たちは、期待してお風呂に向かった。
食事前に、お風呂に入らなくちゃね。



《仰天…その3》

お風呂は、大浴場と露天風呂があり、
大浴場と露天風呂はつながっており、
露天風呂は、風情あふれるとてもいい感じだった。
こんな感じ。





写真を撮ったのは朝だが、ホテルに着いてから
この露天風呂に入ったのは夜だったので、
うすぐらい感じで、川がライトアップされて、
しっとりと落ち着いてお湯も気持ちよかった。


私と後輩は、二人で、
ゆったりと湯船につかって、
「うわぁ〜気持ちいいねぇ、最高〜」
などと、喜んでいた。
そして、立ち上がって、川を眺めたり、
木々を見たり、涼んだりしていた。


しばらくすると…
後輩がはっとしたようにこう言った。


「先輩…あの窓って…違うホテルの部屋の
 窓じゃないですか?」
「えっ、あ、ホントだ…じゃ、この露天風呂
 あの部屋の窓から丸見えってこと?」
「そうだと思いませんか…」
「そだね…」


びっくり仰天!



気がついてみたら、この露天風呂から
違うホテルの客室の窓がはっきりと見えるのだった。
つまり、あちらからはこの露天風呂が丸見えと
いうことになる。

ほらね、こんな感じ。





あーあ、見られちゃったよ…
誰かが見ていれば、だけどね。
私なんか、裸で歩きまわっていたもん、
すごくいい気分で。
丸見えだったはずだ…
見られてなんぼのものでもないけど、
一応、プライドもある、
やっぱりただでは見せたくない。


しかし、ここは、
歩き回ってはいけない
露天風呂だったのだ…
うかつであった…



しかし…

さらに…



次の朝、部屋の窓を開けてみたら、
部屋の窓の下にこの露天風呂があり、
その露天風呂の屋根に大きなすき間があり、
そのすき間から露天風呂が
ハッキリと見えることもわかった。



が〜ん…
知らなかった。



もっとも、見えるのは、
露天風呂の入り口だけだけど、
裸で入り口を通れば、はっきりと見える。
私たちの部屋は2階で、
露天風呂は1階にある。
つまり、私たちより上の部屋からも
露天風呂が見える状態だと言うことである。
後で確認してみたら、仲間達の
もう一つの部屋からも見えるということだった。

屋根を少しふさげば、
部屋からは見えなくなるのに、
全くそんなことは、配慮なされてないのであった。


このホテルの露天風呂は、大いに、
回りにもオープンな露天風呂であったのだ。


しかし、まぁ、お風呂はいい。
もう、入っちゃったし…



温泉の楽しみは食事である。
しかし、今回私たちの食事は、
一品か二品は少なくされている可能性がある。
そう覚悟して、食事どころに向かう。


すいません、まだまだ書き足りず、
この続きは明日書きます。
まだまだ仰天が続きます…





■コメントが書ける「ぼちぼち日記」はこちら


 気軽にコメントが入れていただけます。 →「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→  「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。

 「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
  コンパクトで、読みやすい構成にしています。
  →「購読申込み」


 < 過去  INDEX  未来 >


まゆ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加





《旅に行きたいですね〜》