2007年10月24日(水) |
東京国際&香港映画祭「マッド探偵」「出エジプト記」「男兒本色」 |
「マッド探偵」 発想が面白いです。 普通二重人格なんて言い方をすることもありますが、なにも二重で有るわけ無い。 十通りだって、何十通りだって、鬼や天使なる人格を持ってる人はいるよね。 私だって、何通り??(笑)
安志杰(アンディ・オン)くん、演技が成長しましたね。 これから楽しみです。 ただラストが、あんな終わり方と予想だにしなかったので、ちょっと「ええっ」って感じでした。
さて、ティーチイン、昨日のオープニングセレモニーではしゃいでいた杜[王其]峰(ジョニー・トー)監督の姿があったもので、何となくそんなイメージでいたら。 きゃあ〜〜〜、格好良すぎ!!! でもどこかの黒社会のボスのような雰囲気もあって、いやあ〜〜、杜監督、もうあなたって人も何通りあるのですか、一体!(笑)
しかも、ティーチイン終盤に「これから徐克監督、林嶺東監督と一緒に出かける」と楽しそうにしてました。 今日はどちらでお遊び??日本を満喫してくださいね〜。(笑)
「出エジプト記」 のぞき魔のお話しかと思ったら、違ってた。 ティーチ・イン初めに彭浩翔(パン・ホーチョン)監督が「組織の方いますか?」って聞いたのよ。 私の列並びの方が手を挙げていて、でも私は「組織って、何の組織?」と意味がいま3つつかめなかったの。 ティーチ・イン進むにつれて、「ああ、あの組織ね」と意味は分かったけど、分かったら分かったらで「私も挙手したかったわ」と思いました(笑)。 映画の見せ方や演出の仕方は彭監督ならではで面白かったけど、途中からやっぱりラストはそうなるだろうなと思った通りになってしまいました。 よくある展開!?
でもヤムヤムの「小城大事」も聴けたし(爆)、私もヤムヤムとカラオケしたい〜。
そうだ、ティーチ・イン終了後、いつもの彭監督なら出入り口付近でサイン会となってるはずなのですが、今回はありませんでした。 友人の目撃談によると、21日分の上映後、 「パン監督にサインをもらおうと待っていたら、目前で香港マスコミのいきなりインタビューに乗っ取られ、数分インタビュー後、それを知った映画祭関係者が香港マスコミにストップをかけ、沢山のファンがまだサインを待つ中、監督は両腕抱えられて連れて行かれました。」 と言う事件があったとのこと。 それが原因かと思いますが、ティーチ・インでの写真撮影も禁止でしたし、彭監督も表には出てきませんでした。 まあ、香港ならこんなこと当たり前だし、監督自身も映画祭事務局から禁止事項を伝えられていても、広東語でマイク向けられそれが同国のマスコミならついつい答えちゃったんでしょうな。 彭監督、お気の毒、ファンサービスもしたかったでしょうに、だっていつもサイン会楽しそうにしてたもの。
「男兒本色」 ここまでやることになんか意義ありますか? この映画見た後の後味悪さは、20年間香港映画見てきて、最高の悪さでした。 もう香港アクション映画見たくないと、本気で思いました。 これでもこれでもかって、そこまで暴力(私にはちっともアクションには思えませんでした)することの監督の感性を疑います。 って、監督は陳木勝(ベニー・チャン)。 ベニー・チャンって、こんなに過激だったかな!?確かに「ガラス好き」という感じは以前からしてたけど。 ここまでやっちゃうって、何かありました?ベニー・チャン監督ー。
しかも若手3人ががんばってる姿が痛々しい。 私はこの3人一番好き迷だったら泣いてたね、特にニコちゃん、スタント無しで階段や屋根から転げ落ちるわ、バスに体当たりだわって、成龍や本当のアクションスターだったらアクションの土台があるから多少ともそんな心配はしないけど、あなたは普通の俳優さんじゃないですかー。 それを思うと、泣けると共に「よく頑張った」って拍手送りたいです。
ショーンは素の生姿だとどうしても「オヤジ系」なんだけど、スクリーンの姿は本当に格好良いね。 今回もその魅力を発揮してました。
ジェイシーは良い人役だった、う〜ん、昨日の舞台挨拶の人柄とかぶるキャラで、またもや好き好き度アップ。 ジェイシーのシーンはかなり心情的にグッときます。
呉京(ウー・ジン)、大陸作品は可愛いくも良い人柄の武術の達人だったのに、何故香港だと「SPL狼よ静かに死ね」とか、冷酷な悪いヤツ役ばかりなの?? しかもメチャ強いから憎たらしさも倍増だわよ。 香港でこんな役柄続きで私は悲しい。 頼むから次回は良い人役で、お願い!!
安志杰(アンディ・オン)、君もまたまた悪いヤツの役で、お疲れ様です。
そう言えば、ジェイシーのお兄ちゃん役で郭富城(アーロン・クォック)が写真でカメオ出演。 失礼だが、この写真のシーンは笑ってしまった、だっていきなりアーロンなんだもん(笑)。
私にとっては救いのない映画でした、でもアーロン話題で笑ってこの映画の感想を閉じます、がんばった俳優さん達のために。
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