毎天ミーハー哈哈哈日記

2007年10月25日(木) 東京国際女性映画祭「女人本色」

昨日の「男兒本色」で精神的に疲れてしまった私に、「女人本色」は希望と元気をくれました。
ああ、見に行って良かったよ。
会場は香港映画迷というか、女性映画ファンと言う方々が多数。
配給付いて公開されないかな、大作じゃないし、香港売りのアクションでもない、でも見ていて本当に希望に満ちるのよ。
こんな素敵な香港映画もっといろんな人に見て欲しい〜。
それほどお薦め。

ティーチインには黄真真(バーバラ・ウォン)監督が来てくれました。(写真撮影禁止で画像は無し)
香港返還10周年記念作品になってるけど、これは後から付いたものだそうです。
映画が最初に出来て、申請したら記念作品として通ったのだと言ってました。
でも、この10年の香港の過酷さがよくわかる内容でした。
劇中、結構自殺する人がいるのです、見ながら「こんなに自殺するわけないよな〜」と思ってましたが、監督が「あの頃の香港は本当に男性の自殺者が多かったんです」と言ってました。
そして、SARS。
こうした中、梁詠[王其](ジジ・リョン)演じる主人公が逞しく生き抜くのですが、もちろんあまりのことに自殺を考えることもあるんです、でもふとしたことでそんなことがあまりにもバカらしくなっちゃうんですけどね。
そのきっかけが阮小儀(ルアン・シャオイー)演じるミミという女性。
小儀はもうめげない人っていうか、本当に精神的に強いのね。
ジジ演じる女性が香港女性の等身大みたいな表現もあるけど、私は小儀演じる女性の方が「本当の意味での香港女性の強さ」だと思いました。

あと、男優人も最高でした。
だって、あの張敬軒(ヒンズ・チャン)が出てるんですよ〜〜〜。
しかも薛凱[王其](フィオナ・シッ) に片思いしてる花屋の男の子で、すごーく優しくて思いやりのあるキャラなの。
もうヒンズ迷にはキュンモノではないでしょうか。
そして、李克勤(ハッケン・リー)だ!!
最後に出てくる大物ですわ(笑)、ちょっと泣けるエピソードがある。
後は鄭嘉穎(ケビン・チェン)も良かったなあ。
林子祥(ジョージ・ラム)、黄百鳴(レイモンド・ウォン)、許紹雄(ホイ・シウホン)もベテランの味でした。

と言うことで、私の東京国際映画祭は今日で終わり、最後に「女人本色」のような素敵な映画で締めくくれて良かったです。
バーバラ・ウォン監督、これからも期待してます!




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美香 [MAIL]