いつも機嫌が悪そうな上司が機嫌よくほめるのは逆に気持ち悪いなんて嘘だ。 今持っている案件の提案書の原案を出したら、いろいろ突っ込まれはしたものの、一年先輩に「見てみろや、この分じゃもうすぐ追い抜かれるぞ」と、やたら機嫌がよさそうに言ってくれた。
びっくりした。特定の人のことを以外のことは滅多に褒めない上司だ。しかも部下の僕がいうのもなんだが、「素直」という言葉からはほとんど縁を感じないような人だった。 そんな上司が急にほめたからと言って、なにか裏があるのではと勘ぐったり、気味悪がったりはしない。素直にうれしかった。
最近、読んでいる本で「上手なほめ方、ほめられ方」という本がある。 日本人はとかくほめられると「でも○○なんですよ」と謙遜の言葉をかえすが、あれはよくないらしい。僕もよくやっているのを自覚しており、最近は直そうと、心がけているのだが、なかなか「素直に嬉しがる」というのも難しいものだ。
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