言の葉孝

2006年12月19日(火) 補講で映画2つ


 本日から実質的な冬休みだが、補講ということで学校に行かなければならなかった。
 とはいえ、好きな授業のひとつである「アメリカ文化研究」である上、今日は映画を観るだけという話なので、それほど嫌ということではなかったのだが。

 今日観た映画は、アメリカの結社文化を学ぶ上で取り扱っていた『モブスターズ』の後半部分を最後まで観た。『モブスターズ』は簡単に言えば有名なギャングであるチャールズ・“ラッキー”・ルチアーノが全米マフィアの頂点に立つまでを描いた作品である。ただし、極力不自然な説明を抑えているためか、何の知識もなしに観ていると非常に理解しづらい構成となっている。
 しかしそれでも、マフィアの世界のにおいを楽しむには十分いい作品ではある。

 また、もう一本別の映画を見た。『マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング』という一度では憶えられないタイトルの映画なのであるが、本筋としては非常にシンプルな話で、ギリシャ系の家庭に育った女主人公・トゥーラが、アメリカのWASP(白人の中でも上流階級)の男性イアンと恋に落ちる話である。
 このギリシャ系の家庭は大家族で、ひとつのコミュニティのようになっており、付き合う人も結婚する人もすべてギリシャ系の人。宗教はギリシャ正教、文化はギリシャ人のもの。家族として受け入れるのも当然ギリシャ人という考え方の家庭だった。
 だからトゥーラとイアンが結婚するにおいても大騒ぎになったが、結局イアンは家族の許しを得るために、とギリシャ正教の洗礼を受け、ギリシャの文化をすべて受け入れることにした。
 こういう話だけ書いていると、暗い話のようであるが、映画の調子としてはコメディタッチで、何度も笑える場面が出てくるし、大家族の楽しさ存分に描かれていて、すごく幸せそうな映画だ。
 ……ただ、家族のほうでイアン側の文化をまったく理解するどころか知ろうともしないのがどうも納得できないのだが。




web拍手レス(む、今気づいたけど、土曜日って祝日だからバイトあるんじゃん、土日連チャンって辛いんだよなぁ。まあいいか)

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