読書記録

2023年04月07日(金) 春いちばん / 玉岡 かおる


賀川豊彦の妻ハルのはるかな旅路    


貧民救済から労働運動、女性解放に農民運動、健康福祉、教育、そして協同組合の設立に共済の確立。
他に、震災の救助活動に復興支援。香川が私財を投じて社会を変えようとした運動は多岐にわたる。

リーダーを失い混沌とする戦後日本で、首相候補に担ぐ声もあった。
ノーベル賞候補にも挙げられたけれど、そんな偉大な賞にも見向きせず、国会議員になってほしいという依頼さえ笑って断っていた。社会の小使いでいいという香川の姿勢は終生揺るがなかった。



夫も立派だが 妻もお見事。






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