読書記録

2023年02月16日(木) 「私」を受け容れて生きる / 末盛 千枝子



  ー 父と母の娘 ー

彫刻家・船越保武の長女に生まれ、高村光太郎に「千枝子」と名付けられる。
大学を卒業後、絵本の編集者となり、皇后美智子様の講演録「橋をかける」を出版。だが、華々しい成功の陰には、幾多の悲しみがあった。夫の突然死、息子の難病と障害、そして移住したいわてでの震災・・・・・。
どんな困難に遭っても、運命から逃げずに歩み続ける、強くしなやかな自伝エッセイ。

それでも、人生は生きるに値する。


最終章の震災体験を書いた、逝きし君ら、は やはり切ないものがあった。


私の人生はまるで絵本とともにあった。いつも絵本が助けてくれたと言ってもいいくらいだ。
確かにうらやましくもあり、尊敬もする絵本の編集者といえるだろう。



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