2022年10月08日(土) |
万葉学者、墓をしまい 母を送る / 上野 誠 |
「これから私が語ろうとすることは、個人的体験記でもなければ、民俗誌でもない。評論でもないし、ましていわんや小説でもない。ひとりの古典学徒が体験した、死をめぐる儀礼や墓にたいする省察である。/いや、省察と呼ぶのもおこがましい。私の祖父が死んだ一九七三(昭和四十八)年夏から、母が死んだ二〇一六(平成二十八)年冬の四十三年間の、死と墓をめぐる私自身の体験を、心性の歴史として語ってみたいと思うのである。
故郷である福岡で 墓をしまい、母を奈良に迎えて7年の介護の記録。
この世でね 楽しく生きたらね・・・ あの世では 虫になっても鳥になっても 俺はかまわんさ 踊らなそんそん
生きとし生ける者はー ついには死を迎える ならばならば この世にいる間は・・・ 楽しく生きなきゃー ソン!
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