読書記録

2022年05月30日(月) 私は夕暮れ時に死ぬと決めている / 下重 暁子


 西行の「花に下にて春死なむ」を持ち出すまでもなく、死に方は生き方。
私は夕暮れ時に死ぬことに決めている。暁とともに生まれ、日没そして茜色から茄子紺、闇に変わる瞬間にするりとあの世に身をすべりこませる。


年をとるということは、「減る」ということである。まず、人生の持ち時間が減る。体力が減る。そして、お金が減る。生きていくのに必要なものがどんどん減ってくる  


テレビで見かけた著者はお美しい。
経済的に自立して、自分の人生を生きておられる。

私も常々 女も経済的に自立して、自分の口を自分でまかなうという気持ちを持っていたのに、それが出来ぬまま古希も超えてしまった。
これは誰のせいでもない、私の覚悟が足らなかった、その一言に尽きる。









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