| 2021年12月29日(水) |
ヴァイタルサイン / 南 杏子 |
二子玉川グレース病院で看護師として働く堤素野子は、31歳になり今後のキャリアについても悩みながら忙しい日々を過ごしていた。 患者に感謝されるより罵られることの方が多い職場で、休日も気が休まらない過酷なシフトをこなすが、整形外科医である恋人・翔平と束の間の時間を分かち合うことでどうにかやり過ごしていた。
私は何度も入院してるので、看護師の過酷な勤務は理解している。
本音を言えば命を預かる仕事は怖くて私にはできない。
でも入院してる時、看護師のやさしい声掛けとか気遣いは本当に有難い。
言葉は悪いかも………だが、看護師に好かれる患者になったほうが居心地はいいかも。 そして看護師に感謝する気持ちは常に持っていたい、と思う。
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