読書記録

2021年06月24日(木) 落花狼藉 / 朝井 まかて

 
落花狼藉とは花が散り乱れること。また、花を散らし乱すこと。転じて、物の散り乱れるさまや散り乱すさまのたとえ。女性や子供に乱暴を働くさまにもいう。

 

花仍は吉原にある西田屋の女将。
幼い頃 主の甚右衛門に拾われた花仍は、店の娘分として育ったのち、甚右衛門の妻になった。
甚右衛門の十三年越しの願いが叶い、お上に傾城町を作る許しを得て『吉原』という町を作っていく。
お上はなかなかにしたたかだし、度重なる火事にも会い,売色という商売の難しさも乗り越えていく、花仍と甚右衛門の物語。

花仍と甚右衛門の夫婦愛の描写がほとんどなかったのが少々残念。


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