2020年05月02日(土) |
ノルウェイの森 / 村上 春樹 |
30年以上も前に読んだものの再読。
キズキが死んで、直子と東京で再会して、その直子も自死した。 療養所で同室だったレイ子さんと、大学の同級生の緑。 主人公はワタナベトオルという名前だった。
ワタナベトオルは物語の中では1969年に二十歳とある。 そうか・・・私とほぼ同年代。 でも私は大学にも行っていないし、トオルや直子、そして緑みたいに同姓の間でもまして異性間で奔放にセックスの話なんてしたことない。
それにしても・・・最後は何だ!! どうして緑に電話して助けを求めているのだ? 自分の居場所が分からない・・・? もしかして・・・前ページで旭川に旅立ったレイ子さんに何かあったのか??
この小説はこれまでに僕が一度も書かなかった種類の小説です。 そしてどうしても一度書きたかった種類の小説です。 これは恋愛小説です。ひどく古ぼけた呼び名だと思うけれど、それ以外にうまい言葉が思いつかないのです。激しくて、物静かで、哀しい、100%の恋愛小説です。(以上 帯から)
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