2020年03月23日(月) |
我らがパラダイス / 林 真理子 |
細川邦子 48歳 兄夫婦と暮らしていた父が認知症になった。 いわゆる色ボケの症状がでて、義姉は家を出た。
田代朝子 54歳 看護師で母と二人暮らしだったが、離婚した弟が転がり込んできた。 母は助産師で70歳まで働いたが、旅行先で脳溢血になり今はほとんど寝たきり状態だ。、
丹羽さつき 52歳 未婚で両親と住んでいる。
この3人の共通点は勤務先が、都内でも有数の高級介護付き施設(セブンスター・タウン)だということ。 邦子は総合案内のコンシェルジュ。 朝子は介護棟の看護師。 さつきは食堂のウエイトレスだが、3人の中では勤務が一番古くていろんなことを知っている。
邦子の父が兄に施設に入れられそうになって、一晩のつもりでセブンスター・タウンの空き部屋に泊まらせたことと、 さつきが入所者の遠藤と結婚してからドタバタが始まる。
認知症が出た遠藤と結婚したことでさつきは支配人や弁護士から、お金目当ての結婚だと非難され、 他にもいろいろあって3人のまぁ、これは物語だから・・・という騒動に発展していく。
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