読書記録

2018年08月25日(土) 悪佐府の女 / 伊東 潤

「悪佐府の女」 という表題だけれど 主人公は牋左府”こと藤原頼長か。
以前 大河ドラマ「平清盛」で頼長を演じていた 山本耕史を思い浮かべながら読んだ。

頼長の栄枯盛衰ぶりがとても興味深く ある意味 藤原家の氏長者になりながらも運がなかったということか。

何気に石田三成に通じるものがあるみたいで、基本的に仕事、権力、理想
そういったものにしか興味がない。

そういえば山本耕史は石田三成も演じてたなぁ。

悪辣非道な部分が多いけれど、何か憎めない部分がある。
政治の腐敗、貴族の衰退、武家の台頭。

そういった中で、とにかくまた藤原摂関家の力を取り戻そうとした中で身内に足をひっぱられ、下だと思っていた武士(清盛)や僧侶(信西)に追い込まれていく。

最後は あっという展開があって、思わず歴史ミステリーかと思った。

そしてもう一人の主人公、悪佐府の女とされている春澄栄子(はるずみえいし)、この人がすごくいい。
琵琶の名手。
頼長の企みで家門再建を餌に、近衛天皇・帝のこどもを生むように仕向けられる。
首尾よくお手が着いたけれど(あら・・・まぁ・・・)、この人物は実在したのか?
作者の想像だろうか・・・

そして生まれて成長した子が鴨長明だなんて。。。



やっぱり歴史は面白い!!





 


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