読書記録

2018年04月09日(月) 宮尾登美子 遅咲きの人生/大島 信三


 ジャーナリストが見た 宮尾登美子の幼少時代から亡くなるまでの、その波乱万丈の記録。

宮尾登美子が生きたそれぞれの年代に起きた社会現象や時の総理大臣も書きこんだ丁寧な年表物語。

『櫂』 や 『鬼龍院花子の生涯』 や 『序の舞』といった映画化や舞台化されたものの、主演女優たちとのちょっとしたエピソードも面白い。

私は約10年前に 宮尾登美子の『朱夏』を いろんな想いで読んだ。
それから
『天璋院篤姫』
『湿地帯』
『寒椿』
『天涯の花』 と、読んでいる。

 四国の剣山を舞台に孤児の女性の物語である『天涯の花』が一番好きだ。

若い頃は なかなか文章に纏められなかったようだけれど、晩年は勢いが増してたくさんの物語を書いておられる。

雑誌などで拝見する著者は 着物をすきっと着こなしてなかなか美しい女性だ。
まだ読んでいない物語がたくさんあるので図書館に予約をかけようと改めて思った。













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