読書記録

2014年05月19日(月) 慟哭の家               江上 剛




 ダウン症の28歳の息子と養育に疲れた妻を手にかけてしまう押川透。
押川は「死刑にしてくれ」と懇願するが、国選でついた弁護士長島は、長男健太が通っていた施設で「彼には同情できない。」と言う言葉に触れた…。
「なぜ殺したのか」、その真相を探す弁護士の眼を通じて、障害者の子育てだけでなく、高齢者介護、普通の子育てでも、時に投げだしたくなる、居なくなってしまえば、、みんな、壁一つの所で踏みとどまれるのだ。
だが押川と妻の由香里は会社にも近所にも息子がダウン症による知的障害者であることは話していなかった。

私が当事者だったら・・・やはり日常的に死にたい、逃げたいと思うだろうことは断言できる。
でも自分で命を絶つ自信もないから誰かの手にかかって死にたいと強く願うだろう。

非常に重い物語で私にはまだまだ知らないことがたくさんあるなぁ、と
うちのめされたような物語だった。












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fuu [MAIL]