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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2007年03月11日(日) お彼岸(ひがん)

お彼岸とは、季節の移り変わりをより分かりやすくする為に設けられた特別な暦の一つで、春分や秋分の日を中心に前後それぞれ3日間を合わせた7日間をさします。少し早いですが、今月21日は祝日でもある春分の日となりますので、同時に春のお彼岸がございます。

そして、その期間には仏教の行事で「彼岸会」という物があり、それが今のお彼岸の由来となっております。

さてその言葉の意味について、元々は迷いや苦しみを離れた悟りの境地を言い、苦しみに満ちた此方(こちら)側の岸、すなわちこの世の事を「此岸(しがん)」と言い、反対側のあの世、彼方(かなた)の岸を「彼岸」と言います。

その昔、何も苦しみが無い安楽な世界である極楽浄土は、遠い遠い西の方角にあると考えられていました。反対に東の方角には瑠璃光浄土ございました。
春分と秋分の日は太陽が真東から昇り、真西に沈む事からも、東から登る太陽を見て、瑠璃の光を持って病苦を治す医薬の仏様「薬師如来」を拝み、西に沈む太陽は極楽浄土への道を示してくれるものと信じられ、その国土を持つ阿弥陀如来が礼拝されていました。

そして、彼岸のある真西の方向を拝むという事は、あの世にいるご先祖様に手を合わせる事に繋がり、また「彼岸会」というように、彼岸の期間に皆でお寺に集まって会合をし、お坊様の有難いお話を聞いたりお墓参りをした事など、様々な出来事が混ざり合って、今現在、彼岸にお墓参りをする風習に繋がっていると言われています。

ところでこの彼岸の間は、お盆の時期とまでは行かないものの、霊の活動も活発になって障りを受けやすい状況がございます。この時期に体調を崩してたり、物事においてちょっとつまずいてしまったりという事があるかもしれませんが、皆様におきましても充分に注意され、なるべく心の上下が大きくなってしまわないよう・・・。

またお盆の時期と同様、このような機会に是非ご先祖様の事を思い出し、感謝と反省の気持ちを忘れずに。これからも努力と精進を重ねられ、ご自身を磨かれる事に繋げて頂ければ幸いです。



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