黙している者も非難され、 多く語る者も非難され、 すこし語るものも非難される。
世に非難されない者はいない。 上記の言葉は、「法句教」という経典の中にある教えです。ここ最近、年度末のお忙しい状況があってか、お仕事におけるご相談を頂く事がございます。それだけに限らず、自分は悪くないのに人から文句を言われたり、誹謗中傷などの非難を受けた・・・というご相談が多々ございます。 そのような事があれば、誰でも良い思いはしない状況がございますが、上記の教えの通りやっかみやそしり、妬みなど、非難を受けない人はおらず、人生を歩む上では誰もがその道を通る状況がございます。 サッカーで有名な、三浦知良(カズ)選手は、次のような発言をしております。 「成功した時にスポーツ紙の一面になるのは普通の選手。失敗した時にスポーツ紙の一面になる選手は限られている。一面で失敗を取り上げられ叩かれる事に誇りを持てばいい」 今回お伝えした「非難」を受けるという事は、それだけ周りから認められている証拠、また期待の表れでもあり、本当に関心が無ければ誰からも必要とされず、また無視をされてしまう事でしょう。 人間にとって一番悲しい事は、誰からも相手にされず、関心を持たれない事です。そして受けた非難を乗り越えてこそ、人間は強く大きくなれるのです。 考えや意識を変える事は難しい面がございますが、それを受け止めてプラスに変えられるような強い気持ち・心を持てるよう、皆様に伝わる物があれば嬉しく思います。
|