私はとある会社の新入社員だった。 先輩達はたけし軍団、社長はビートたけし。 彼等は私を強引に誘って街中の風俗店がひしめく雑居ビルに向かう。 到着。社長からお小遣いを貰った先輩達はめいめいに各階のヘルス、おっパブ、SM クラブに入店していく。 私はだんかん先輩に連れられてカテゴリーの知れぬ怪しげな店に入った。 店内は広いお化け屋敷のような作りで私は一人地獄の針の山と血の池の境目を歩く。 天井のスピーカーから姉の恨み言が聞こえる。 姉はここでメンヘラ嬢として働いていたのだ。 私は急にはずかしくなり、出口のドアにに駆け寄った。 会いたくない!姉に会いたくない!激しい嫌悪感が私を包む。
暗転
私は結婚直前の新郎だった。 物凄く急勾配な階段の頂上に新婦の妻が立っている。 私は式の準備として這いつくばる様にして階段の一段一段を素手で磨き上げる。 下の方では義父が多少イライラしながら待っている。 私は焦燥感に包まれる。
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