コミュニケーション。
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あの実家での夜以来、私も息子も、 霧が晴れたかのように、すっきりと過ごしている。
多少、ゲームの時間などで言い争うことはあっても、 私がゲームの制限をゆるくした分、息子の激昂も激減して、 比較的おだやかに過ごせている。
制限を増やすよりも、習い事をそろそろ生活に入れてみてもいいのかもしれないと思った。 サッカーがものすごく好きなようだし、 サッカーと同時に塾にも行きたいと言い出した。 やることが増えれば、必然的にゲームの時間もさほど増えないだろう。
24w6d。 途中、友達とのランチなどで体重が増えたけど、 明日の検診にはなんとか行けそうな体重まで戻った。 明日の夜に夫主催の飲み会が控えているので、心置きなく食べたかったのだ。
引越しダンボールを片付けていたら、 息子のときに買った妊娠中と産後のダイエットの本が出てきて、 しっかり運動系も載っていたので、やらなければなるまい。
胎動も相変わらず元気。 どの動きだったかがしゃっくりだったな?と思い出すと懐かしい。
起きて腰が痛い日もあるが、(布団に関係なく) やはり私の妊娠は恥骨にくるタイプのようで、ベルトをしていないとほんとうに辛い。 しかし、妊娠時期特有の肌の敏感さも出ているようで、 ベルトをすると、腹巻部分がかなり痒くなる。
掻いても傷にはならないからいいのかもしれないが、 なんとなく精神的に辛くてついベルトをする日が減っている。 しかし安産のためにはやらないとな…。
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庭のエンゼルトランペットがかなり気味が悪い。 というのは外見や性質だけではなく、経緯があるからなので、 私だけなのはわかっているし、うちのエンゼルトランペットに罪があるわけではないのだが。
引っ越してきたとき、かなり目立ったそれは、 前の住人の方が庭好きだったと伺っていたので、理解できた。 そもそも名前すら知らなかったし、 花が咲くよと聞かされて、ちゃんと咲かせなければくらいに思っていた。
が、調べてみたら、エンゼルトランペットというのは売れなかったためにつけられた俗称であり、 本当は朝鮮朝顔で、毒性があるのだった。 肥料も毎月やらなければならず、完全に、庭が好きな人用の植物だったのだ。
大人ばかりの家庭ならいいが、うちは子どもが小さいので、 気になる存在は減らしたいし、 満開になった写真も、私の心惹かれるものではなかった。
なので水もやらず放っておいたら、この夏の日照りもあいまって、 枯れ始め、あげく害虫もついた。
害虫はあじさいにもつくらしかったが、あじさいは遠く離れていたし、 あじさいには被害はなさそうだったのでまたそのままにしておいた。 やがて葉は食い尽くされ、貧相になっていった。 すうっと伸びた茎と垂れ下がった葉のさまが、既に気味悪かった。
秋になって日照りが終わり、台風もやってきた。 飛ばされたのか虫はもういなかったが、葉はほとんどなかったので私は安心しきって、 そのうち引き抜きたいと思っていた。
そして秋雨前線がやってきたと思ったら、またたくまに葉が生い茂った。 それでも私は安心していた。 引っ越して一月以上経っているが、水撒きも肥料もまったくやっていないし、 観察する限り、また葉もしおれているようだ、と。
ある朝、天気を見ようとカーテンを開けた視線の先に、 花が一輪、咲いていた。 朝もやのなかに浮かんだ黄色に、思わず悲鳴が出た。 あの気味悪さは、いつか誰かホラー作家に画にしてもらいたい。
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