コミュニケーション。
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2016年09月20日(火)






息子の感情が爆発して暴力的になることがここ数ヶ月顕著だった。

きっかけはいつも、ゲームをもっとしたいとか、
ものが見つからなくてはがゆいとかいう、主に自分の意見を通したいときで、
学校や祖父母宅では出ないので、
親に甘えているということなのはわかっていた。
それが暴力に向かうのは、私が口と手が両方出るタイプであるから、なのもわかっていたのに、
自分のその悪癖をなかなか改善できていなかった。


自宅では夫も一緒になって激昂するので、私が冷静になってお説教したり、
夫をなだめたりしていたのだけど、
おととい、ついにこれが私の実家で出て、
父と弟が一緒になって制したり引き受けたりしてくれて、
私の目の前から連れ出してくれて、
涙がぼろぼろぼろっと零れた。
頭ではわかっていても、いろんな育児論を知ってはいても、
疲れていたんだなぁと思った。


しばらく父と弟相手に発散した息子は、汗びっしょりになって帰ってきて、
感情が抑えきれず一緒に少し泣いた。
それまでは息子のそういう面が「今取り組むべき問題」でしかなくて、
「デリケートに扱わなければならない面」であったのに、
いまや、
「完全に私のやりかたの失敗」であり、
「髪の毛1本からつまさきまで愛しいわが子になんてことをしてきたのか」という感情がわきあがった。


父が風呂にひとりでゆっくり入っておいでと言ってくれて、
それから息子に接すると、素直にひざに乗ってきたりして、
父が、「甘えたいんだねぇ」と言った。
自分が間違っていなかったことはわかったのと、
ひとりになれて泣けたり考えたりできたのはよかった。
あと、泣いてすぐに電話した夫も、
父も、弟も、翌朝事情を聞いてパニクった母も、誰も私を責めなかった。
本当にありがたかった。

母が、お手伝いをやった息子に、
「息子君、ばあば助かったわぁ〜本当にありがとう。
昨日の息子君は本当の息子君じゃないのよね」
と言ったのは、いや、それは対応として違うと思う…とツッコんでおいたが…。



昨日は、甘えてくる息子にうざったく思うこともなく、
素直に甘えさせてやれた。
甘えん坊なのは知っているのに、娘に対してほどは甘くなれない自分がいたのだが、
あの涙に溶けてしまったように、息子に接せられた。
これからどうなるかはとてもわからないが、
嫌な自分に目を背けず、毎日毎日実行するしかないのだなと思った。

今ならまだ息子が私に心を開き、
波がひいていけば甘えてくれる。
第三子が生まれればまたお互いに変わってゆくし、絶対に今しかないのだと思う。


もしかしたら、息子が生まれて以来、
今がいちばん可愛いかもしれない。






****




しかし、私を決して責めなかった夫にももちろんものすごく感謝しているが、
(そういえばまだ言ってなかった)
父と弟の許容範囲の広さにもびっくりしたことだった。
それは多分、母の病気を乗り越えてきた家族ならではであって、
前々から知ってはいたとはいえ、
無駄な経験などやはりないのだと思えたことも、
今の息子と私への慰めになった。




****




妊娠の記録を書いておく。24w0d。
実家に泊まりに行ったので少し体重が増えたけど、まぁ多分大丈夫。
来週までには。

胎動は今日も元気。
次回は妊娠糖尿病の検査。
朝食抜きでいくのだが、これが、
息子のときの記憶しかない。不思議だ。それもおぼろだが。

何の問題もなかったことはもちろん喜ばしいが、
娘のときはどうだったのだろう。



今これを書いているさなかの胎動がすごくて、
触らなくても、
お腹の動きが目で見えるほどだ。
旦那にも見せたいが、ホルモンのせいで毛も増えているので、
剃ってから見せることにする(どうせまた生えてくるし…)。




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