コミュニケーション。
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2015年09月20日(日) 彼への気持ち



今年の始めごろ、九星気学にハマった。
夫と私の相性は最高で、
私の直観を信じてよかった、としみじみ思ったのだが、
今最高に好きな声優と私の相性は、最悪であった。

別に本当に彼とどうこうなるという意味で調べたのではなかった。
憧れの人の星座のページを見てみるくらいの気持ちだったのだが、
私は六白金星、彼は九紫火星。
私が彼に近づきすぎると溶かされてしまう。

勿論私には、それがよくわかった。
私は愛が通じたと思ったら最後、のめり込んでしまう。
夫は、イケメンでモテるくせに寂しがりやの他人を信じない、
めんどくさい人だから、私の愛でちょうどいいのだ。

神戸のイベントの後は、
故郷を捨て、東京に引っ越して、
彼に貢ぐだけの生活を送りたいと頭をよぎった。
こんなことを家庭持ちの女が考えるか?と自分が恐ろしく、
九星気学は本当にすごいと思った。



今、彼への気持ちはイベント後ほどはない。
彼は結婚疑惑もあるし(結婚しててもいいけど隠されてると嫌)、
声好きだし曲がいいから聴くけど、
曲に乗せられて感情移入はできない。
彼はどこまでもプロで、感情を隠して笑うことも、
ファンに愛を配るのも朝飯前だ。
結婚してましたとか隠し子いましたとか言われても驚かない。怒るけど。
とにかく信用できない。


イヤフォンで彼の歌を聴きながら、
あぁでも、信用できないと思いながらこの人に、
またはこの人を愛する自分に酔うことは、なんと心地いいのだろうと思う。
もし彼と恋愛するならば、日陰でもいいし、
結婚などしなくていいし、
彼からの連絡を待ちながら、自分で買ったマンションで独り、
彼からのメールを読み返したい。
そんな、退廃的な感情のスイッチの押される音がする。
だから彼は勿論、私が近づいてはいけない人だ。



雪絵 |MAILHOMEBLOG

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