職場崩壊その2。 - 2021年08月24日(火) 昨日随分色んなことを書いたつもりだったけれど、まだ書き足りなかった みたいなのでもう一度書く。 ※個人の感想です と書けばわりと何を書いても言い訳になるようなので、書いておきます。 傷つく人がいたら、それはゴメンなさいということで。 ***** 岩田くんの話の続きです。 私だって、彼と一緒に仕事しながらただイライラして意地の悪いことを 言い続けていただけではありません。 彼を見ていて「おやおや?(?_?)」と思ったその日から、これは店のためにも 何より自分の精神衛生のためにも何か対策を取らねば、仕事がスムーズに 進む方法を考えねばと私なりに考えました。 それはそれは、ものすごく考えました。 彼が「その手のタイプかも」と気付いてからは、なるべく指示はシンプルに、 具体的に言うことを意識しました。 最初の頃は 「ストッカー(←小型の冷凍庫のこと)の霜取りをして」 とだけ言っていました。 これまで私が接してきた若い子たちだと 「何を使って、どうやってやるんですか」 と聞いてくるはずであろうところ、岩田くんは聞いてきません。 何も聞いてこないので、もしかしたら他の誰かに教わって、やり方を知ってる のかなと思うので、そのまま放っておきました。(私には私の仕事があるんで) 待てど暮らせど、何日経っても、岩田くんはストッカーの掃除をしません。 「やってって言ってるのに、なぜやらないの?」 と聞くと、明後日の方向を向いたまま 「なぜ…なぜ……。えっと、やったことないんでやり方知らないんで」 と言います。 「じゃあ聞こうよ。どうやってやるんですかって、聞こうよ」 と私は言います。岩田くんはやっぱり明後日の方向を向いたまま 「はぁ…」 とだけ言って、また数日経過します。 もうね、最初の頃はその場だけテキトーに取り繕って、やりたくないこと は人に押し付けるkzだと思ってたよね。 今回は“ストッカー掃除”だけを切り取って書いているけれど、どの仕事に 対してもこの調子だということです。 そして、自分が得意とする作業、面倒だと感じない作業に関しては、とても サッサとやりこなすっていう。 それ見てる他の人は「いやその調子でアッチの仕事もやりやがれ」って 思うワケなんだけれど、掃除と整理整頓に関しては、「掃除して」だけじゃあ 絶対に絶対に100%、やらない(笑) ようやく「やらないんじゃなくて、できないのか!?」て気付くまでに しばらくかかったよね…。 結局ストッカー掃除に関しては *まず中身を取り出して *電源を抜いて *ここに付いてる霜を *この道具で *このくらいの力で *落して *あとはぬるま湯で溶かして *最後は水けを拭き取って *しっかり乾いたら *ストッカーの電源入れて *冷えてから、アイスクリームを戻す を、やりながら見せながらやったら、その次に「ストッカー掃除をして」 って言ったら、やりました。 …1回だけね(笑) さらにその次からは、どんなに霜がモリモリに大盛り上がりになろうとも 霜取り作業はやらなかった(笑) 「言われなくてもやる」 は標準装備ではない。 普通の子ならその程度は1回見て1回やれば覚えられるであろうことが、 岩田くんには覚えられない。 「じゃあメモすれば?なんでメモしないの?」 と言うと 「メモ…。何のメモですか?」 「(*´Д`)ハァ…掃除の仕方、手順、道具いろいろだよっ」 「掃除の仕方を…メモするんですか…?」 「そーだよっ!だって覚えられないんでしょっ!?じゃあ全部メモするしか なくないっ!?」 ↑この時点でもうだいぶ怒ってる私(笑) 多分彼の中では、「メモする」イコール「レシピだけ」なのよね。 彼のレシピノートには、何を何グラム入れるのかの分量は書かれているのだ けど、それをどうするかは全く書かれていないのよ。 で、多分毎回やり方忘れてる。 最初に教えられた正しいやり方をすっ飛ばして、途中からは自己流でやってる。 「なんでそんなやり方でやってんの」と聞くと、自信満々に 「こう教わりました」って言う。 いやいやいやそんなわけないやろ!!!と心の中では盛大にツッコむが、 ツッコんだところで彼は手を止めるわけでなし、黙々と自分のやり方で進める だけなので、もう腹を立てるだけ無駄、ということも何度も経験しました。 とにかく、いろんなことが無駄なんだなと。 教えること、期待すること、向上すること、腹を立てること、全てが無駄に 思えてきて、私の指導も期待も向上心も、全てえぐり取られました。 私にだけじゃない。 料理長にも副料理長にも、こ れ で も か というほど毎日めっちゃんこ に怒られているのに、毎日ケロリとして出勤してきて、自己流を貫く。 もう負けたよ(;´Д`) 普通のメンタルの持ち主には、どうにもできない。 他にもいっぱいあるよ。 生の鶏肉や豚肉触るときはゴム手袋しなさいねとか。 言ったけど、素手で触って、その後チャチャッと一瞬洗った手でデザート 盛り付けるからね素手で(笑) 私が若い頃教えられたやり方はこうよ。 「自分は今から生肉触るので、オーダー入ったら〇〇さんお願いします」 って頼んでおくの。 「だいたい15分で終わらせるんで、その間だけお願いできますか」 というふうに頼むのよ。 そして手袋をして15分間は集中的に肉だけ触って他のモノには触れない ようにして、終わったら手袋外して手を洗って消毒して初めて、他のことに 携わっても良くなるのよ。 当然、最初の頃には彼にもそう教えた。 生ものだけじゃない。 ニンニク触った後も同じ。 ニンニク触った後にそのままデザート触ると、匂いが移るから。 それ以外の仕事も、このやり方は応用される。 逆に、デザートを作っているとき。 何かを泡立てるとき。 手が離せない5分間、10分間というのはどの仕事にもある工程だから、 それを周囲に発信して助けを求め、 「今自分はこういう状況だから、こういう風な助けが必要だ」 というのを自ら言葉で説明すべきなのだけれど、彼の特性上、多分それは できないということなんでしょうね。 知らんけど。 もうホント、知らんけど。 この言葉に尽きる。 特性なんて、知ったことかよ 私はそこに行き着いてしまいました。 そうだ。彼に障害があるのかどうかなんて、わたし知らない。 私には関係ない。知らされてもない。 彼は正社員であって、立場的には私に指示を受けるのではなくて私に指示する 立場。 そうだよ。彼を見習えばいい。 自分の目の前のことだけ気にして、気付いた仕事だけを、自分がやりたい 順番で、やりたいようにやり散らかせばいいんだ。 そこに行き着いてしまいました。 サッサと頑張ることを止めたよ(笑) わたし、意外とすぐに働かない働きアリに変身することができました。 今日の自分が困らない程度の仕事だけ、やる。 明日のことは、知らない。 他人のことは、思いやらない。 今日の、今の自分の仕事しか、やらない。 という考えにシフトしていきました。 精神的にはラクになりましたよ。 その後厨房はどうなっていったかというと、それはもう説明しました。 腐ったものの中から、まだ食べられるものを探し出してお客様に提供する お店に成り下がりました。 自分でいうのも何ですが、私、お店の中で結構核となる人物なんですよ。 けっこーちゃんと仕事するし、けっこーちゃんとフォローもするし、けっこー ちゃんと結果も出してきました。 その昔は就職氷河期とか言われた時代だったけど、料理長からのスカウトで 一部上場企業に入れたわけだし、運も良くて就労ビザの空いた枠に滑り込めたし、 帰国後は派遣社員→これまた是非にということで派遣先でそのまま社員にも なれたし、産後復職してからも、これまでのキャリアを十分に生かせる 内容の仕事を与えてもらい、自分では結果出してきたと思ってます。 結果に見合ったオファーをもらい続けられて、自分としては100点満点(笑) 自己評価たけー(笑) いやホラ、三ツ星レストランの料理長になるだけが成功ではないのよ。 幸せとか成功とかは、人それぞれなのよ(笑) それに私、辞めどきも新たな就職先も、これまで間違ったことないので きっと今が辞めどきなんだと思う。 辞めどきでないのなら、統括部長が間に入って今のこの問題を解決して くれていたはず。少なくとも、取り組み始めてくれていたはず。 それがないということは、辞めどきということだ。 ま、私の場合土壇場で自分の思い通りになることも多いので、残りあと1週間 でどうなるかなとも、ちょこっと思っているけれど(笑) あとは流れに身を任せるのみ。 ...
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