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職場崩壊。 - 2021年08月23日(月)

障害への理解って、どういうことを言うんだろうかなぁ…とふと思う。

息子の幼馴染が重度の自閉症児で、付き合いとしてはもう13年という親子が
身近にいます。
気さくで優しいママさんで、産後私が復職するまではお互いの家を行き来したり
公園で遊んだりといった付き合いがありました。

今は同じマンションに住んでいることもあり、いただきもののおすそ分けを
お互いにし合っている仲です。

そんな感じでお付き合いが続いているということは、相手にとっては私が
特に失礼を働いていないということなのだろうなと勝手に解釈させてもらってる。

こないだなんて

「カロリィちゃんが理解ある人でよかった」

と言われました。
というのも先日マンションのエレベーターを巡ってのやり取りがあったから。

そこの息子は、よその人と同じエレベーターに乗るのがダメらしく、たまたま
エレベーター前に居合わせたりすると必ず

「おさきにどうぞー、おさきにどうぞー、おさきにどうぞー」

と繰り返し始めます(;'∀')
母である友人は

「失礼なこと言うんじゃないの。ホントやめてそういうの。カロリィちゃん
ゴメンね。先に行ってくれる?(;´Д`)」

と私に言いました。
ウチは3階なので、べつにエレベーターに乗る必要もない程度の階数なわけ
ですが、そこで「いいよわたし階段で行くから」と言ってしまうと余計
気を遣うかなと思って、そんなときは

「じゃ遠慮なく。お先にゴメンね、じゃあまたね〜」

と言ってサッサと先に乗り込んじゃいます。

すると決まって必ず友人から

「さっきはゴメンね」

のLINEが来るわけだけれど、その出来事に対して心の底からなーーーーんとも
思ってなんかいないので、何て返信したものかなと(;^ω^)
いろいろ考えあぐねた挙句、正直に

「ホントに何とも思わないから平気よ、だいじょぶよ。ウチの家族は全員
『あの子はそんなもん』だと思ってる。ウチの長男は『あんなもん』だし、
それと同じでお宅の息子も『そんなもん』て感じ。」

というような内容を返信しました。

他人様のご子息を『そんなもん』呼ばわりしてどうかなとも思ったけど、
普段のお付き合いの度合いからしてニュアンスは伝わるだろうと思ったし、
何というか、生まれた頃から知ってる子だと別にそれが障害だからとか何とか
っていう物差しで見てないのかな。
要するに「アンタとはエレベーターには同乗したくない」という意思を
目の前で表現されても、それに腹を立てたり逆に悲しくなったりもしない
というか。

フラットと言えば聞こえがいいけれど、結局は時々しか関わらない赤の他人
だからさ。無責任でいいわけで。

「あっそうハイハイじゃあまたね〜」で済んじゃう案件だからさ。

ちなみにそこの息子はいつも明後日の方向を向いているので目線が合った
ことは13年間一度もないし、こんにちはの挨拶も、ここ2年くらいで初めて
交わせたんじゃないだろうかというレベル。

同級生であるウチの息子のことは認識できているようだけど、私のことを
知ってくれているかどうかは微妙。

そしてそれを確かめる術もない😅
が、別にそれで困ることも何もないのでね。

息子だって、初めて名前を呼んでもらえたのが2年前だからね(笑)
「今あの子に、〇〇ちゃんって呼ばれたよ!」
と言いながらうれしそうに学校から帰ってきたことがあったわ。

それ聞いて
「なにぃ!?おかーさんはあいさつもしてもらったことないのに!キィー!」

みたいな気持ちにはなりました(笑)
いいなあ〜認識されてて、って羨ましくなった。

ですが、先述の「カロリィちゃんは理解ある人で助かる、ありがたい」と
いうLINEをもらって、何だか複雑な気持ちになってしまった私。

なぜなら職場にいる若い子が「多分ガチ」の子だからだ。

別に障がい者枠で入社してきたわけでもなく、本人からカミングアウトが
あったわけでもなく、どこか病院にかかっているわけでも、また会社が
彼に合った対応を取っているわけでもない。

その彼というのは何度もこの日記に登場している岩田くんのこと。

そして運の悪いことに、対する私はその手のタイプが大の苦手。

だからなのか私の周囲はとても察しの良い人の集まりなのです。
何故なら、そこにいるととっても自分がラクだから。
2〜3の説明で10まで理解してくれて、私の拙い説明を聞いてなお

「カロリィちゃんは、コレコレこうで、あれをああやって、こうするのが
良い、と思ってるってわけね?」

と私の気持ちまで通訳してくれるような人に囲まれているんですよね。

類友、というと私までもがその種類の人間だと言っているように聞こえて
しまうけれど、私の友人たちの中では私がいちばん理解力が低く、頭も
良くないと思っています。

得てしてそういう人たちは理解力の低い私を決して馬鹿にするようなこと
もなく、「分からないんだけどもう一度説明してくれる?」と言うと、さらに
分かりやすい言葉で説明してくれる。

あ〜。
同族嫌悪なのか要するに。

口に出すことはなくても、仕事してる間中私はずっと岩田くんに対して

*何度同じこと言えば分かるの
*まだそんなことも知らないの
*まだそんなこともできないの
*なんでできないの
*なんで分からないの

と思い続けています。
ランチタイムの間中、ずーっとです(笑)

その手のタイプの人は、得手不得手の凹凸が大きいというのはよく聞くけれど
じゃあ岩田くんの凸の部分はどこなのよと。
私には凸の部分すらあまりよく見えないのです。
もし私が彼の上司だったなら、心配で心配で何も任せられないだろうなと
思うのだけれど、今の上司はそんな岩田くんに全権委任の状態。

ハッキリ言って、岩田くんにはできるわけがない仕事量だと思ってます。

でももし若かりし頃の自分だったらって思うと、きっともっとガムシャラに
考え得る全ての努力をやり散らかして取り組んでいたのではないかなと。

で、多分実際の私がそうだったから、周囲からも可愛がってもらえていたの
かなと。

しかし岩田くんの場合は、傍目には「努力している」ようには全く見えない
状態で。
どんなにメモを取りなさいと言ってもとらず、分からないなら聞きなさいと
言っても誰にも聞かずに勝手にやって間違える、ということが多発。

そんな彼なので、私が見る限り誰からも好かれているようには見えないし、
可愛がってる人もいない。
ということは彼の仕事を気にしたり手伝ったり指導したりといったような
ことを積極的にしている人は皆無ということ。
入ってまだたったの2年目なのに。
ウチの店舗でたった一人の新入社員だったのに。
誰からも可愛がられてないなんて、ちょっと異常。
(※個人の感想です)

なおかつ
「え、ありがとうは?」
って思うタイミングでありがとうがなく、

「え、ゴメンもなし?」
と思うタイミングでのゴメンなさいもない。

おまけに、自分を正当化した言い訳が続く。(←という風に見えてしまう)

「もしかしたら障害なのかも」というのが無ければ、ハッキリ言ってただの
kz(自粛)

最初の頃は、若いが故のオレ様状態なのかと思っていたけれど、どうやら
そうではないのではないかと、一緒に働き始めて最初の数ヶ月で気付いて
上司に遠回しに色々と言ってはみたけれど、そもそも上司にその手の知識が
なければ全く意味を為さないですよね😅

かと言って核となる言葉を出すわけにもいきませんので。
どうにも歯がゆかったけれどね。

「このままではあの子のためにならない。本社の人事に相談するか、ここで
働かせるにしても、もっと彼にあった仕事を与えないとこのままじゃ
どうにもならないんじゃないですか」

くらいにしか言えなかったわ。
本当は

「病院行かせた方がいいんじゃない」

と言いたかったけれど。

とは言え、本人に困り感はなさそうなのよね。
本人は、きわめてシンプルに我が道を行ってる。

どんなに怒られても、翌日にはケロリ。(という風に見える)
あんだけ怒られて、また同じことやる?と感心すら覚える。
ある意味尊敬。
なりたくないけど。

意識して身に着けたスルースキルはいいけど、何にも気付けないのはイヤだわ。

以前本人に、

「なぜこんなに怒られるのかなって思ったりする?」
って聞いたら
「ハイ」
言うてたわ。
それは思うんや、て思いました。

「相手がなぜ怒ってるか理解できてる?」
って聞いたら
「いや、なんで怒られてるか分かんないです」
言うてたわ。

でも、
「なぜ怒られるのか、どこが悪かったのか」
を聞くことはないし、
「じゃあどうしなくちゃいけないのか」
という考えには至らないようだわ。

全てひっくるめて、『特性』というやつなのでしょう。
個性、というにはあまりに強烈。

強烈過ぎて、仕事にならないのね。
当然と言えば当然、料理人として一番大切な『食材管理』が全くできないから。

先が見通せない彼に、自分の休みや業者の休業日を計算に入れて食材を発注
することは至難の業でしょう。

整理整頓が苦手な彼に、厨房の管理・監督はムリゲーってやつなのです。
彼が何かを作ってどこかに片付けると、実にいろいろな場所に隠すように
片付けるので、他の人間は見付けられないのです。

そしたら「無いのかな」と思って新たに作ると、不思議と見つかるっていう。
飲食業界がヒマで苦しいこの時期に、あってはならない多重発注・多重仕込み。

ウチの店、今ものっすごい無駄を出してると思う。
大量の廃棄食材出してるよ。

岩田くんが、不要なものを発注して腐らせるを繰り返してるから。
そして、上司たちがそれを改善しようとしていないから。

正直、今私は毎日

腐ったものの中から使えるものを探し出してお客様に提供する

という仕事をさせられています。
20年以上従事した職場で、今がいちばん酷い(;´Д`)
こんな仕事しながら「料理人だ」なんて、他人様に胸張って言えません。
私、この仕事好きだからね。
でも今は情けなさすぎる。

私だってこの年で仕事を失いたくはないし、コロナ禍で積極的に無職に
なりたいわけでも何でもないけれど、ちょっと今の労働環境には耐えられない。

1年間、色んなことに目を瞑って、心に蓋をして仕事をしてきたけれど、
改善どころかどんどん酷くなるお店の状況に、変な正義感をかざす悪い癖が
出てきちゃって、もう目を瞑ったり蓋をしたりするのがバカらしくなって
きちゃってね。

もう潮時かなと。



そして話はだいぶ戻るけれど、そんな岩田くんへの理解は皆無です。
障害をさておいても、育て方も正解だったとは到底思えない。
親の庇護下にいる間に、親にできることはもっとあったはず。
なぜあのような状態で社会に出したんだ。

彼とまともにコミュニケーションが取れている同僚は1人もいない。
彼が何を考えて仕事しているのかを理解している同僚も上司もいない。
でも彼は困ってない。
食材は腐る一方。
腐った中からまだ食べられるものを指でつまんで探し出す私。
両眼を瞑って、何ごともありませんようにと祈るような気持ちでお客様に
提供する日々。

彼の何を理解するのが正解ですか?
私は彼の何を理解しなければなりませんか?
私は彼を助けなければならない立場ですか?
「困ってる人は助ける」。
でも、彼に困り感はない。

私の愛した職場はめちゃくちゃだ。


...

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