雑記帖
ayu。



 

孤独になりたくて、でも一人は怖い。

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昔読んだ本にあったお話。
うろ覚えやから、かなり曖昧やけれど…
現代から異世界に飛ばされた女の子とその世界の男の子の話。
旅をしていて、最終目的地に着いた。
橋があって、その橋を渡らないと行けないのやけれど、その橋にはぶよぶよした壁があって、その壁を破るのには凄い力が必要で男の子だけが橋を渡る事になった。
男の子は橋を渡る前に女の子にペンダントを渡した。
涙で濡らした小指で×を書いたら女の子の世界に戻れるから、僕が橋を渡ったら、そうしてくれ、と。
×を書こうとしたらどこかから誰かが言った。
それをしたら彼は死ぬと。
女の子は壁の中に入ろうとしたけど、ぶよぶよが邪魔で入れない。
そしてまた言われる。
彼は人の三倍の遅さで歳をとる。
でも、仮に女の子が橋を渡りきった頃にはお婆さんになってしまう。

なんか、そんな、話。
まるでヒイロとあたしみたい。
ヒイロは歳とらないもんね。
あたしだけ劣化してく。
あたしの中の彼女はヒイロと同じ天使だから歳はとらない。
早く解放してあげたい。
あたしがお婆さんになるの嫌なのもあるけど。

そのお話の続きはイマイチ覚えてないけど、なんかハッピーエンドやったような。
あたしなら、お婆さんになっても行くけどな。
行って彼の腕の中で息絶えたい。

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当たり前の事だけど、自分が歳をとれば、その分、他の人も歳をとるわけで…
もう68だって。
同い年の子達はたいてい子供がいて、お爺ちゃん、お婆ちゃんになってるのに、あたしにはそれをしてあげる事もできない。
時が怖い。
生きてる心地もなく、気がつけば時間は経って一日が終わる。
何も変わらないまま。

2016年04月22日(金)
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