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我が家の裏手は公園で、そこは町内夏祭り会場である。 土曜日曜と、今年の夏祭りが行われた。 この家に住んで10年になる。私は4年ほど、離れて住んでいたが お祭りになると必ず帰って来ていた。
別に何て事はないんである。ヨーヨーやスーパーボールや金魚掬い。 (ヨーヨーとスーパーボールがあとが大変じゃないからお勧めだ) おでん、たこやき、飲み物、クレープ・・・やぐらを組んで、子供みこしが 出て、夜は盆踊り。 この季節だ。うちはクーラーも無いし、(北海道でも付けている家が 増えて来ましたけど)窓開けっ放し。居ながらにしてお祭り会場。
うちの小学校はA区内で唯一、児童数が増え続けている学校だ。 お祭りに来る子供の数も10年前とは全然違う。 年々何となく華やいで来た。 でも出し物は決まっていて、地区の中学校のブラスバンド演奏は良いのだが カラオケ大会が ちと辛いかも知れない。 私の部屋の窓はお祭り会場に面していたりする。居間もそう。 ビンゴとくじ大会も何と言うか、暑い時などは「うううう」となる。 でも一年に一度の事だ。 「お祭り会場に住めるなんて早々ある事じゃないから」と、母などは言うが・・・。
子供盆踊りは6時から。今日は最後まで踊っているとお菓子を貰える日 なので参加者が昨日より5割り増し。息子はクラスメートを5人も発見し 溜まってしまってふざけている。 朝学校へ連れて行ってくれる近所のお姉ちゃんの 浴衣姿が眩しい。
子供盆踊りが終わると、大人盆踊りの時間。 「♪はあ〜北海名物〜は〜どうしたどした♪」 ドリフ懐かし北海盆歌。
私は小樽と言う、港のある町の生まれで、そこでは「潮祭り」と言う オリジナルな 町を上げてのお祭りがあった。 そろいのシンプルな浴衣を着て、団体ごと町を練り歩くのだ。 小さな祭りだが、近付くと街が華やぐのが 子供にも判った。 「♪潮音頭だ、さあさ踊ろよ〜♪どんどこざぶ〜んどんざぶん♪」 古い港町の 実にローカルな祭りなのだが、味わいがあった。
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