もうちゃ箱主人の日記
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今回も頂いたチケット!
ではなく、購入したキップ(!)で ドレスデン・オペラの《薔薇の騎士》に行ってきました。 (まあ、ツテで格安キップが買えたこともあり…… (^^;)) 年内の演奏会行きは、これが最後のつもり。
以下、簡単に感想を…
演出について、一言で言うと 大変 苦い ”バラきし”だったということ。 カルロス・クライバー/オットー・シェンクの時代の何と幸せだった ことよ、と あらためて感じます。
1幕の元帥夫人の部屋の殺風景でどことなく薄汚れた様子 とても爛熟したウィーンには、みえません。 (解説を読んで、1950年代初めのウィーンという時代設定と知りました) 前奏曲が鳴り出すと同時に舞台が開き、 元帥夫人とオクタビアンのベッドシーンが始まる。 前奏曲の間は何もせずに、聴かせてほしいものである。 モーツァルトでも、実相寺演出は、序曲の内からバタバタやっていて 耳障りなことこの上ない。… (^^;)
今回感じたのは 3幕で結ばれたゾフィーとの新しいカップルの今後が、 ハッピーに思えないこと。 (これは、もともと「ばら」の中にあったのかもしれない) 私ら世代だと、映画《卒業》のラストシーン↓を 連想します。 「エレ〜ン!」「ベ〜ン!」の絶叫と大立ち回りで、 式場から花嫁を略奪した後、バスの中の2人の 虚脱状態のような表情。
(そういえば、少しトウの立った元帥夫人は、 アン・バンクロフト演じたミセス・ロビンソンか…)
NHKホールというデッドな空間のせいか ドレスデンの「いぶし銀」の響きは聴けませんでしたが、 かえって、この演出には似つかわしく思えました。
元帥夫人は急遽の代役なので、置いといて ^o^ (3幕のジバンシ−風衣裳は、オードリー・ヘプバーンを偲ばせた) 注目 森麻季は、まずまずと思いました。 たしかに、この方 何をやっても少し目立つ、浮いちゃう キライがありますね。 大物なんだか、ただのKYなのか、まだ判断に迷います。
オックスのクルト・リドルは息の長い歌手で、 60年代からFMで聴いてました。 初めて舞台を観ましたが、大芝居する演出でなかったのが惜しい気も しました。
今回最大の拍手を浴びていたのは、オクタビアンでしたし 私もそう思いました。 ルイジの速いテンポの指揮も演出とマッチしていたように思いましたが このへんはホールとの関係もあるので別の意見もあるでしょう。
結論として、G・フリードリッヒ演出のような「ばら観の転換!」を 迫る衝撃的なものでは、なかったが、楽しめました。^o^
後記: 25日の公演を観た飯中さんによると 森麻季にブーイングがあったとのこと。 (23日は、拍手にかき消されてました…) 報道では、タンホイザー公演で、指揮者に大ブーイングが あったとのことですが こういう風潮、いいんだか、悪いんだか?
/////////// http://www.ntv.co.jp/opera/outline/derrosenkavalier.html > 11月23日(金・祝) 3:00p.m.開演 NHKホール 演出: ウヴェ=エリック・ラウフェンベルク 舞台美術: クリストフ・シュビガー 衣裳: ジェシカ・カルゲ 指揮:ファビオ・ルイジ(準・メルクルから変更)
元帥夫人: アンネ・シュヴァンネヴィルムス オックス男爵: クルト・リドル オクタヴィアン: アンケ・ヴォンドゥング ファーニナル: ハンス=ヨアヒム・ケテルセン ゾフィー: 森 麻季
(「ばらの騎士」の元帥夫人役で出演予定のアンゲラ・デノケは 急病(インフルエンザ)のため、来日中止となりました。 今回のキャスト変更に伴う払い戻しや振り替えは致しません。 (元帥夫人役…アンネ・シュヴァンネヴィルムス)
シュターツカペレ・ドレスデンで味わう至福の時間(とき) 本家本元を見ることなく「ばらの騎士」を語るべからず!
「ばらの騎士」といえば、本家本元・ドレスデン国立歌劇場ゼンパーオーパーの代名詞的作品。四半世紀ぶりに準・メルクルのタクトで日本にお目見えする。 シュターツカペレ・ドレスデンが自然に歌うように奏でる優美で流麗な音楽には、そこかしこにR.シュトラウスが息づいている。元帥夫人には、今、ヨーロッパで美しい容姿と迫真の演技で人気を誇るアンゲラ・デノケが、そしてオクタヴィアンには、ニュースター的存在のアンケ・ヴォンドゥング、そしてゾフィー役として、完璧な技術と美しいリリックな声で人気と実力を博す森麻季が登場する。オペラの要、オックス男爵を演じるのは大ベテランのクルト・リドル。耽美的な美しさにあふれたアンサンブルに乞うご期待!
もうちゃ箱主人
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