もうちゃ箱主人の日記
DiaryINDEXpastwill


2007年10月08日(月) ピーター・ゲイ 『モーツァルト』から

たまには、モーツァルトのことも書かねば… (^^;)

最近読み返した
岩波刊のピーター・ゲイ 『モーツァルト』から

チャールズ・ローゼンは、
 モーツァルトの宗教音楽の大半は、
「偉大な世俗の曲の数々よりもおざなりで、深みに欠け、
 書き方も不用意である」
  と、かなり厳しい評価をしている。  164頁
 
  (ローゼン著書、368頁の引用)

*定評あるチャールズ・ローゼンの著書
The classical style: Haydn, Mozart, Beethoven
− W. W. Norton, [1972] からの引用だが
 1970年代の著書にもかかわらず
 個人的趣向かもしれないが
 まだこんな見解が広言されていたことは、オドロキである。

モーツァルトの未亡人は、彼がレクイエムを
「たいへん楽しんで書いている。一番気に入ったジャンルの音楽だし、
 友人も敵も自分の死後にそれを傑作として、「白鳥の歌」として
 勉強してくれるだろうから」と言ったと回想している。
   163頁
  −−−コンスタンツェからマクシミリアン・シュタードラーへの手紙
     1827・5・31   Briefe、vol.4、  491頁
 
*ここでの注目は
 モーツァルト自身が、宗教音楽を
 「一番気に入ったジャンル」としていること、
 ほかにこの趣旨の発言はないように思う。
 


もうちゃ箱主人