もうちゃ箱主人の日記
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2007年06月19日(火) 中也のこういう詩

先日も書いた通り(5/13 日録参照)
今年 「中原中也生誕100年」だそうだが
中也がニシワキより若かった、ということが
いまだに信じられない。

昔、中也のこういう詩↓は大キライだった。
今は…
 まあ、読む気になる時もある… (^^;)
 私も、オトナになったのかな?
  (年だけは十分オトナですけど… (^^;))

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 「帰郷」   中原中也  

 柱も庭も乾いている
 今日は良い天気だ
   橡 (えん) の下では蜘蛛の巣が
   心細そうに揺れている

 山では枯れ木も息を吐く
 あゝ今日は好い天気だ
   路傍の草影が
   あどけない愁 (かなし) みをする

 これが私の故里だ
 さやかに風も吹いている
   心おきなく泣かれよと
   年増婦 (としま) の低い声もする

 あゝ お前はなにをして来たのだと ...
 吹き来る風が私に言う



もうちゃ箱主人