もうちゃ箱主人の日記
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昨日のフェライン例会のあとのパーティでの懇談の席で ベーム(Karl Boehm)の全盛期、絶頂期についての 話題が出て、ひとしきり盛り上がった。
ワタシは、若い時からベームの録音をずっと聴いてきたが ある時、それは70年代中頃だったと思うが VPOとの第九、レクイエムのLPを聴いた時、 遅くなったテンポに音楽の弛緩を感じ 「ベーム、老いたり」と、その後、急速に遠ざかった。 (今では信じがたいことだが、それまでのベームは 当時としては 「テンポの速い」指揮者だったのだ!)
VPOとの最初の来日公演の時の ブラームスの1番だが 初日と2日目の演奏でずいぶん違うような気がしたのを 覚えている。 初日の終楽章フィナーレ部分では、 走り始めてしまったオケを必死で止めようとしていた。 「あ、オケと喧嘩している!」 オケは、コンマスのヘッツェルに従っているようで ベームはオケを実質的にコントロールできていないように 見受けたものだ。 アンサンブルは全然まとまり悪かったが、白熱した演奏に 胃が痛くなるほど緊張したが、妙に感動もした。 2日目は、全面的にヘッツェルにゆだねたのか (あるいは、その逆か) まとまりいい演奏だったが、前日に比べ物足りない気がした。
古い記憶で、頭の中での脚色も進んでのことであろうし どこまで事実だったか保証しかねるので、 このことは、あまり信用しないで、 話半分に聞いてくださいね (^^;)
本気で音楽を聞き出してまもないことで どうしてそんな印象を持ったのか不思議な気がする。 (あるいは、若き日の感受性の鋭さか! 今は感動することが滅多にない… まして胃が痛くなるほど緊張して聴くなんて!)
閑話休題 ある時、TVで指揮者の若杉さんが 「ベームは最晩年に大化けして、さらに偉大な指揮者になった」 と話されているのを聞いて仰天したものだ。
前置きが長かったが、話は雑談の場に戻って (笑) Hさん(40代?)も、若杉さんと同じ意見で 「ベームは最晩年の演奏が一番と思う」、と おっしゃる。!
う〜む!そういう聴き方もあったのか!?
因みに、ワタシにとっての、ベームのベスト録音は いずれもBPOとの ブラームス1番、 グレート、 ジュピター の各交響曲 オペラでは、ザルツブルク・ライブの フィガロとコシ・ファン・トゥッテ。 さらにバイロイトでのトリスタン だと、勝手に思っている。
(演奏評は当分封印のはずだったが その舌の根も乾かぬうちに…(笑) ←無理な決意はしないことですね(^^;))
もうちゃ箱主人
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