ジャパニーズホラーです。ほらほらほら。 この季節にホラーなのか! という時期外れ感からか、もはやブームが終わったせいなのか、レディースディだというのに、人がいません。 仕事場に近いシネコンは、もともと規模が大きくないせいもあって、よく「16人シートに3人」などというごーかなホームシアター状態だったのですが。 40人弱のシアターに、私一人。 記録更新です。 めでたいんだか何だか。 しかも、ホラーで。 やっぱり有頂天ホテルにしとけばよかった、と思うのですが上映時間の関係で仕方がありません。それに、輪廻は早々に打ち切られそうな予感がしていましたし。……予感は確信に変わりましたが。
30年前の大量猟奇殺人の記憶が浮かんでくる、因縁と恨みの物語ですが、てっきり「浅間山荘をモデルにした」と思い込んで観に行っていました。全然違います。ふつーにマッドな教授の実験場なだけです。いつ、機動隊が出てくるのかとわくわくして、いつまでも出てこない巨大鉄球を待ってました。 しかも、大量殺人といっても、所詮は11人程度。 実際の事件としてはインパクトのある数字ですが、ホラーとしては微妙に物足りない数字です。 ちなみにこのホラー、どんでん返しや心理方面に訴える作品なので人はほとんど死にません。怖いけど。十分に怖いけど。その大量事件を別にする(何しろベースなので)と、現在進行形の物語でお亡くなりになるのは一人です。 とにかく、どんどんと追いつめられる状況が恐ろしい。 途中にふと生じる違和感が主な怖さです。 こう言うの、すごく好きですのよ。 が。 ミステリー仕立てになっているため、物語が進むにつれてどんどん怖くなくなってしまってしまいます。 「なんだかわからないけど、酷い目に遭って逃げられない」と言う恐怖感から「あ。それ、自業自得」になってしまうと物語の入れ子構造に感心しても、暗闇の物音に脅える怖さから遠くに行ってしまいます。
と、思っていたら。 最後の最後で、奥様がすんげーーーー怖。 あんたが協力者なのかーーー怖。 結局生きている人間が一番怖い、ってオチにしても、怖。 こんな怖いのに、なんで観客が私一人……むしろ、そこが怖。 と、番外で一番怖かったのは……。 くどいようですが、場内に私一人でした。 なので安心して、つい持っていたモスバーガーを食べてしまったのです(開場前に間に合ったら食べようと思って買いに行ったのに間に合わなかったので、持って入ったのです)。 暗闇で。 しかも目と神経は映画に集中して。 結果的にモスバーガーの、ミートソースがぼたぼたとブラウスと鞄に………。場内が明るくなるまでその失態に気がつきませんでした。 ホラーを上映している映画館からからミートまみれのスプラッタ人間が一人だけ出てくること自体が、もはやものすごくホラーです。 ついでに、時間の経ってしまったミートソースは選択しても完全に落ちず、恐ろしいことになったのでした。 ホラーまみれ輪廻。 有頂天ホテル、観たいなぁ。
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