あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 をとめはいつでも待っている

1999年02月02日(火) 


  と、いうわけで、「アルバレアの乙女〜うるわしの聖騎士たち」をプレイしている土井さんです。今、初めてフルタイトルを知ったのだが、……すごいですな。 うるわしの聖騎士……ですわよ。うるわしい上に、聖で騎士。

  どう言うゲームかといいますと、プリメとアンジェリークとときメモを足して、5で割ったような、要はヒロインである自分を育成して、ついでに教官(これがうるわしの聖騎士たち、ね)とらぶらぶしてしまえ、と言う、とても判りやすいゲームです。戦闘が有ったりして、よくよく考えると結構シビアな世界観と思うのですが、建前の目的(自分の能力を高めて聖乙女になる)と本音の目的(らぶらぶ)がすでにゲーム中でとっちらかっているという、つっこみどころ満載(^^;)さ加減。だてに「アンジェのバッタもん」と呼ばれていないや……(設定的には好きです。念のため)

  ところで、これは一周プレイする時間も長いが、ゲーム内で流れる時間も長いです。日替わりのスケジュールを週単位で組んで、それがまるっと14ヶ月、続くのです。その気になれば、お目当ての「うるわしの聖騎士」(←こだわります(^^;))とだけ毎日顔を突きあわせて、14ヶ月。毎日、最低4時間(ゲーム中の自習時間から推定)顔を突きあわせて14ヶ月。
  ここで、ふと思ったのですが、同じく女の子向けと言われているアンジェもゲーム内での接触時間は、長いのです。1日に2回、最低の状態でも守護聖様に逢いに行けたりします。(逢っている時間は5分かもしれないですが、各半日なのかもしれない…。揚句に夢(?)の中にまで彼らは跋扈してくださりやがります)それが、大体3ヶ月は続きます。
  更にしょーもない事を言いますと、どちらも毎日逢っているけれど、パターンの会話以外には何も起こらないのです。つまり、何を話したかよりも、とにかく毎日二人っきりで、逢っているという事が大切ということではないかと。
  更に、アンジェに至ると、守護聖は外界との接触があんまりなかったりします。これは、設定的には時間の流れが彼らは違うかららしいのですが、彼らはアンジェと彼女のライバル以外、頓着せずに生きています。 

  ……その閉ざされた世界に、ヒロインがやってきます。
  お約束通り、ヒロインは「資質」を見いだされてきたものの、凡庸なただの女の子であり、それが彼ら(守護聖だったり、うるわしの聖騎士だったり)に戸惑いと、困惑を与え、やがて、それはいつしか……という、路線に突っ走っていきます。
  びば少女まんがの王道♪
  大切なのは、彼女達は「見いだされなくてはならない」ということ。
  そして、「変わっていく自分」と「彼女によって変わっていく、相手」と言うものが必須になのです。
  そこに必要なのは、ただ、時間のみ。
  一目惚れされるのは、一向に構わないが、それだけでは、駄目なのです。
  「素のままの自分」というものを、見て、理解して、受け入れてくれなくてはならないのですから。
  なのでやっぱり、時間が必要となります。
  プレイヤーの分身であるキャラクターとプレイヤー自身が納得するための時間が。

  でもって、私はあんまり知らないのですが(←保険保険♪)、18禁ゲームは比較的、短期決戦的なところが有る気がします。毎日、ただ逢って時間の経過を起こすよりも、集中して逢って、目に見える進展が起きる。これはシナリオ重視なのか、パラメーター上げなのかという違いなのでしょうが、女の子の求める少女まんがは確かに時間を要求している気がします。女の子の支持の高いサクラ大戦にしても、きっかり一年は一緒に過ごすのです。
  いずれ、こういったシステムに慣れていけば、女の子向けゲームもシナリオ重視に変わるのでしょうか。が、それでも、時間の経過は必要な気がします。
  なにしろ、なかよしのアンケートによると、女の子にとってベストの告白は「ずっと好きだった」と言われることなのですから。

  アルバレアをファーストキス☆物語(一ヶ月の決戦型)の後にプレイしていたら、こんなことを考えてしまいました。ふう。


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