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2006年11月04日(土) 二周年を祝して 『天 -2- 孤独と孤独がおしくらまんじゅう』

ざつざつざつざつる
んるるんるるるるるるうううううううううん
海が白く泡立ち、ないた

ぼつぼつぼつぼんぼん
だらららららだだだらららららぁぁあああああ
雨が激しく降り、ないた

しやしやしやしやらり
にゅーぅりりりんにゅーぅぅぅううううううう
闇が急速に訪れ、ないてた


世界がすこぶる低く見える小人の俺と
世界がすこぶる高く見える巨人の彼女は
潮風と雨と闇と寒さを除けるためでっかい朱色の布を共にかぶった

冬の乾燥から護ってあげるわと
彼女はちっちゃな俺をすっぽりまるまる包んで抱きしめている
俺は彼女の胸の中で窒息しそうになりながら
たとえようのないぬくもりが心の芯に
がつんがつんとぶつかっているのを感じていた

おしくらまんじゅう おされて泣くな
おしくらまんじゅう おされて泣くな

おしくらまんじゅう お さ れ て 泣 く な


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