ことばとこたまてばこ
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2005年08月15日(月) 月の下僕の犬の最期の遠吠え

積年の放浪の末、髄までくたびれた風貌の野良犬が
汚辱にまみれてこわばった喉を奮わせながら遠吠え


あんまりにも黄色いあの月へと 叫ばずにいられなかったよ


うううる ううる るるううう うーるるるう
うるるうる ううううる うる うぷるる


遠吠えは空間を あてどもなくまろびつつ 虚無に吸われつつ
やがては小さく 細く ぴらぴらに まったいらな声



ううううううううううううううううううる うううううる
うるうう うーうう 
うぁーうう うーうううるうる うるううるるるるるるるる
るるるるるるるっるるるるるるっるぁーう


鼻先をくんくんと高く上向きにして
いつまでも いつまで 吠えつづけ
極限の乾きにカラカラの喉は張り裂けた

血が喉をつるつると流れる

犬は血で喉を潤しながら




まだ 吠えてる


うーーーーーーーううる


もうチョット


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