声優さんと映画とアニメと
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2008年03月29日(土) びびびのねずみ男と仲良しな奴

ゲゲゲの鬼太郎第50話「呪いの花嫁!陰摩羅鬼(おんもらき)」
関西でもやっとオンエアー。
森川さんの引き出しの中でも、声質を活かせる、真骨頂の好青年声とやわらかな演技が堪能できる回でした。妖怪に精気を吸い取られて弱っていたり、絶叫したり、柔らかくやさしい恋人への語りかけなどなど、弱った好青年はを熱演。
脚本がコンパクトかつ濃厚にエピソードを仕上げてあって、起承転結のある緻密な人間関係と心理描写な作りになっていました。言葉だけでなく状況で上手く伝わるようにしている工夫は、さすが子供向け番組。なのに、結構グロイというか、しっかり妖怪の悪行や呪いのような攻撃が、臨場感があって怖かったです。
前を2〜3話しか見ていませんので毎回なのかどうか分かりませんが、この50話では主役の鬼太郎やレギュラーのねずみ男と猫娘と目玉親父(いたち君も)の出番がそんなに多くない。陰摩羅鬼にのっとられてしまった婚約者と、森川さん演じる好青年の二人の関係がメインという、とても美味しいポジションでした。
悲劇の美大生杏子さん役の雪野五月さん、切ない演技がとてもよかったです。
杏子の体をのっとり、邦夫をだましていたのは陰摩羅鬼のはずだったのに、最後、あくまでも杏子を愛しかばう邦夫に、杏子が告げる・・・陰摩羅鬼を討てと・・・切ない瞬間でした。
しかも、結論から言えば、陰摩羅鬼を倒したのは、鬼太郎ではなく、邦夫だったわけですし・・・予想だにしていないほどに、惹き込まれる展開でした。
こんなに面白いのかぁと再認識。そういえば、子供の頃からずっと鬼太郎は見ていたし、結構毎回お話に満足していました。本作では、鬼太郎の声は野沢さんじゃなくて、コナン君な高山さんでしたが、結構あっていて、大変によかったです。某○ンジェリークとかも、これぐらいの緻密な脚本だったら・・・アニメには、やはりストーリィテラーな脚本家が必要と実感。
ねずみ男の高木渉氏が激はまりでした。
ということで、収録の後にねずみ男と邦夫は事件解決を祝して飲みに行ったかなぁ(笑)抜きどりとか、後ろにまだお仕事は行っている状況じゃなければ、わた子さんととし子さんは飲みに行ってる、たぶん。

メジャー(ジェフキーン登場)
森久保君、森田君、森川さんと、もりもりもりトリオ回(笑)。
どんな声の感じでくるのかなぁと思って期待していたら、結構つっぱった冷静なキャラで、朴念仁のトウヘンボクな青年のしゃべり方。中音より低い側。直後に鬼太郎を見て、こっちの好青年の声はかなり高めに感じました。
低めの森川ジェフ君、なかなか曲者。優秀なゴールデンルーキーだし、野村みたいなデータ野球タイプ。いきなり登場と同時に主人公につっかかるポジションで、初登場ゆえの見せ場沢山のお当番回。
今後も重要なキャラになって行くんだぞっという雰囲気がしっかり伝わりました。
吾郎といがみ合うのでなく信頼しあうようになるのには、結構道のりがありそうで、今後が楽しみです。

アニメでは、結構柔らかい系の好青年か、がっつり悪役やクールビューティが多い最近でしたが、ひさびさにトウヘンボク系のキャラで、この堅物が吾郎との関係をどう変化さていくのかも、演技としては注目どころ。かな?ジェフがどんどんお話を引っ掻き回して、今回みたいに面白さを牽引してくれると、嬉しいなぁと思います。
森川さん本人が野球好き、ついにやってきた野球アニメのレギュラー、本人が一番コノ役嬉しいかも。
(なにしろ「巨人の星」のDVDBOXを買って見ているらしいですから!)

いよいよ、生衛星放送出演までカウントダウンです。

地域によっては、読本とか届き始めているみたいです。家には週明けかな?

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>ウパシとレイラの物語
是非聴いてあげてください、本当に熱演です。



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