今日のおたけび または つぶやき

2013年10月28日(月)  11月1日までにケイゾク全話を



『劇場版SPEC 〜結(クローズ)〜 漸(ゼン)ノ篇』が公開になる11月1日までに、

『ケイゾク』全話を観ようと頑張っているのですが、かなり目がツラいことになってきました。




残すところあとは特別編と映画の2作。

だがしかし、この時期これが借りられずにツタヤにそのまま居てくれるとも思えない。

ま、公開に間に合わずともいつか必ず拝見いたしましょう。

特にケイゾクを知らなくても、SPECだけでも私は最高に楽しんでいたので、

なぜ急に「やはり見ておかねば」という気になったのか、自分でもよくわかりませぬ。

でも見てよかったー。すごく面白かった。




SPECの世界も広がりました。

ケイゾク(番組の時代としては1999年)の頃にはスペックホルダーらしき人間がすでに存在していて、

つまり人間対スペックホルダーの戦いが始まっていたこと。



その「スペックホルダーらしき人」の設定が絶妙。

マインドコントロールには長けているが普通の人間、と言えないこともないけれど、

明らかに異常で特殊な能力者と言えないこともない。

それがふつうの顔をしてこの社会に溶け込み、圧倒的優位さで犯罪を繰り返しているのは、

あっちにもこっちにも派手にわかりやすくスペックホルダーがいるSPECの時代よりも、

はるかに不気味で恐ろしい感じがしました。



で、ケイゾクとSPEC両方のフル出場なのが野々村係長。

あんな飄々とでっかい古ダヌキみたいなたたずまいなのに、

スペックホルダーとの戦いの始まりからほぼ最終局面までを見届ける、

一番の生き証人みたいな方なのですね。

瀬文と当麻の前に、真山(渡部篤郎)と柴田(中谷美紀)のことも面倒みてきたし。



この真山と柴田というお名前、SPECの感想を読むと、よく遭遇するお名前でした。

だけど特に知ろうとも思っていなかったのですが、もはや瀬文と当麻に勝るとも劣らぬ勢いで

大好きになりました!!(遅い!遅すぎる!!)



この期に及んでこんなに好きになってどーするよ? と自分でも思うのですが、

ほんとに柴田(というか中谷美紀)がステキすぎ! 真山(というか渡部篤郎)カッコよすぎ! 

このおふたりもドラマ史に残る最高の戦友コンビですね。



ケイゾクでは野々村係長の部下だった柴田が、SPECでは野々村係長よりずっと偉くなって

今でも警視庁で活躍中であるということが感じられる会話やシーンは、

ケイゾクからのファンにはたまらんでしょうね。



私も遅ればせながらそれがわかるようになったので、

先日の「零」のみならず、これまでのSPECシリーズを全部観返したら、これまで以上に楽しいに違いない。



というか、だからこそ、「零」の冒頭で「真山君は殉職だったそうだね」という野々村係長のひと言が、

あそこまでの衝撃としてネット上を駆け巡ったわけですね。



物語の中の人物って、そりゃもちろん架空の人なのだけど、その物語の中でしっかり生きてくれた以上、

それを観たり読んだりしていた人たちにとっては、厳然と実在するのよね。

不思議な感情だけど、そのおかげでどれだけ人生が豊かに楽しくなっていることか。




人の生き死にすら、きっぱりと断定できないのがケイゾクとSPECの世界。

「真山殉職」の言葉を額面通りに受け取るべきか否か、すでにマニアのみなさんの間では

いろいろな解釈が飛び交っているようで、そのあたりも大変興味深く楽しませていただいている、

ケイゾク初心者のわたくしです。





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