今日のおたけび または つぶやき

2013年07月04日(木)  西谷弘監督×福山雅治



日本各地での舞台挨拶を終え、残るは台湾だけですね。

台湾では映画のプレミア以外にも大役を任されているとか。

今週のみならず、来週あたまくらいまでスーツましゃを堪能そうで嬉しい限りです。




あらためて映画雑誌のインタビューを読んでいますが、

映画を観てからだと、すっごくよくわかってすっごく面白いです。

湯川先生と少年、のシーンがとにかくステキだったので、その関係について熟読していますが、

かなりネタバレになってしまうので、それはまた後日。

今日は、ましゃが語る西谷弘監督、監督が語るましゃ、についてほんのちょっとだけご紹介。




日本映画magazine vol.33によると、

ましゃと西谷監督は、お互いのファンであるらしい。

ましゃは「美女か野獣」の頃から、西谷監督の描く人物像や演技のつけ方が好きで、

西谷監督も「根っからの福山さんファン」を自称し、これからももし作品のご縁があれば

「名コンビ」と呼ばれたいと。




福山「西谷監督の描く男性像は、ちょっとクールで、ウェットすぎずドライで、でも実はロマンチスト。

  そういう印象だったんですよ。ストレートに怒ったら怒る、悲しいなら悲しいではなくて、

  男のダンディズムとして、本心の外側に一枚まとってる感じ。

  そのまとい方とか、まとう物は、シーンや作品によっていろいろあるんですけど、それが西谷監督流の

  美学「西谷ボイルド」。男が好きな男、男がかっこいいと思う男を描くのがうまい方だなと思いました。」




西谷「福山さんはすごくサービス精神旺盛で、仕事の話から下ネタまであらゆることに造詣が深い。

  (福山さんに弱点はないんですか?の問いに、)

  ないですねぇ。嫌味なくらい(笑)。だからもともと、湯川というキャラクターに似ていますよ。

  頭脳明晰で容姿端麗、スポーツ万能で。湯川先生は福山さんと違って下ネタは言わないけど、

  美しい女性が好き、という感情は隠さないじゃないですか(笑)。」




西谷監督はまた、福山さんが骨太で気さくであるという当初から変わらないイメージのほかに、

湯川先生も福山さんも「少年のような目」を持っている、と感じたそう。




西谷「湯川が「あり得ない」とか「わからない」とか、人が困難と思うことに出会ったとき、

  嬉しそうに笑うのは、最高のおもちゃに出会ったからです。

  最初に湯川像を作る上で、そこ笑うところじゃないだろうっていうところでのさわやかな笑顔、

  そのときのキラキラとした目が、嫌いな子ども以上に「子ども」であること。

  それが(湯川の)大事な要素。」




印象的だったのは、西谷監督が次のような手法をお持ちだということ。



福山「『容疑者Xの献身』のときもそうでしたけども、西谷監督の奥行きの演技のつけ方が

  今回も際立っていましたね。西谷監督って、脚本家が上げる台本の他に、

  もう1冊自分で台本を作れるだけの裏設定を持っている。

  それを反映することもあれば、反映しないときもあるらしいんですけど。

  その人がどれだけ情報量を持っているかによって、表面的に見えているものの奥行きや力強さって、

  変わってくると思うんですよ。それを西谷監督はいつもやっているので。」



そんな西谷監督、これからの福山雅治に期待することとして、+act7月号では次のように。



西谷「彼は役者だけでなくシンガーソングライターであり、写真家であり、何本もの軸足があって

  それらの相乗効果が重なり、進化をとめさせない力になっていると思います。

  どっぷりと『役者でござい』というよりも、多種多様な表現活動をいつまでも続けて欲しい。

  役の数よりも、たくさんの曲や詞を生み出し、新たな視点で写真を撮り続けてほしい。

  その全てがフィードバックして、福山雅治ならではの芝居の魅力に繋がっているように思えます。

  エラソウですが(笑)。」




他の共演者の方々のインタビューを読んでも、西谷監督の手腕に感動されている方は多い。

作品を生かし役者を生かしてくれるこのような監督とましゃとのタッグで、

いつかまたステキな作品が生み出されますことを心より願っております。

・・・ってまだ新作公開されたばかりだけど。

まずはこれを堪能しつくさねばだけど!






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