| 2012年08月06日(月) |
原爆の日 / ロンドンがドラマチックすぎる |
広島の原爆の日、長崎の原爆の日、終戦記念日と、
核兵器や戦争の怖さを忘れない、二度と繰り返さない、と、誓う日々が続きますな。
被爆国日本が掲げる非核三原則(核兵器をもたず、つくらず、もちこませず)は
世界に誇れる素晴らしいものだと自負しておりましたのに、
日本には「原発」という、制御できなくなったら確実に核兵器になってしまうものが
こんなにたくさんあったとは。
非核三原則を掲げるなら、脱原発を目指すのは当然でございましょう。
さてさて、ロンドンでは連日なんともドラマチックなことに。
金が確実視されていても、ほんのちょっとで届かなかったり。
レベル的にはもう金も銀も銅も変わらないじゃない、なんて思っても、
たったひとつの金を目指して、それを勝ち得た者だけが勝者で、
あとは全員、金に挑んで敗れた敗者、という考え方にもうなづけるし。
長年にわたって王者に君臨してきた者にも、必ずその地位を追われる時が来たり。
それはなんとなくオブラートに包むように優しく退かされるわけではなく、
残酷なまでにはっきりとした「負け」を衆人環視の中にさらして退いてゆく。
誰よりも強かったボスザルが傷らだけで山を下りていくみたいな哀しさがあります。
でも、勝つにせよ負けるにせよ、全身全霊をかけた最高レベルの戦いは本当に美しいし、
なんとも心うたれるものがありますね。
ましゃのテレ朝公式オリンピック放送テーマ曲「GAME」の歌詞に
勝者の嘆きは孤高と称えられ
敗者の嘆きは言い訳だと裁かれ
現実という荒野を走る
試されサバイバルゲーム
とあって、本当にその通りだと、
その過酷さを一視聴者ながらしみじみと感じるオリンピック終盤戦。
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