| 2008年10月07日(火) |
「メガヒットの秘密 〜20年目のB'z〜」 |
昨夜のNHKスペシャル「メガヒットの秘密 〜20年目のB'z〜」を観て、
うかつにも涙ぐんでしまった涙腺弱すぎなみーはーです。
うわーん。稲葉氏松本氏カッコよすぎー!
曲がカッコイイのは言わずもがなですが、その制作過程でみせてくれるおふたりの、
まさしく「愚直なまでの努力の積み重ね」がとにかく心を打つ。
稲葉さんは歌詞にするひとつの言葉にも、松本さんはたった二小節のギターソロにも、決して手を抜かない。
何度でも試行錯誤を繰り返し、たとえ何時間何ヶ月もの努力が結局一番最初の案に戻ったとしても、
それを無駄とは決して思わない。
稲葉さん「とにかく手を抜いていない姿を見せるというのがB'zのテーマ。そこが伝わっていれば、
何らかの結果は出てくるのではないかな、と思う。」
稲葉さんは喉のケア、トレーニング、食事、すべてにおいて徹底した自己管理を続けていて、
松本さんに「彼をひと言で評するなら『ストイック』。B'zのボーカルとしての自覚が凄いよね。
あれは並の努力じゃない」と言わしめるほど。
そんな稲葉さんは「あなたはアーティスト? それともミュージシャン?」と問われて
「どちらの意識もない。ただB'z のシンガー」と。
カッコつけて言ってる感じではなく、本当にそれ以上でもそれ以下でもそれ以外でもない、といった感じ。
B'zがこんなに売れるのはどうしてだと思うか? という問いに対しては、
稲葉さん「成功というのは、一般的には経済的な成功を言うのだろうけど、
最終的には、自分が精一杯やれているかどうか、だと思う。
「やりきる」ことができれば結果はどーんと受け止められる。」
語り口はおふたりともとても淡々としていて、アツい人達とかではないのだけど、
クールを気取っているわけでもなく、本当に自然体。
自分の納得のいく音を、歌を作るために、そしてそれを表現するために、最大限の努力を
静かに続けているだけ、という感じなのです。
松本さんなんか、あんなカッコイイ音を作るのに
「たぶん自分は音楽の才能やギターの才能が人よりあったとかじゃなくて、他の人より相当にそれが好き、
ということが原動力になっているのだと思う。自分は大好きなギターに14,5歳で出会えて
本当にラッキーだった。だって他のこと何もできないもん。」
ですと。
ライブ前に円陣組んだ時の掛け声が
松本さん 「生(ライブ)一丁!」
みんな 「喜んで!」
って言うのも素敵。
そして二十周年を迎えたちょうどその日に、ツアー最終日を迎え、その最後の稲葉さんの挨拶が
「いっぱい勉強して、いっぱい練習して、また戻ってきます!」
どうするよ?
20年間、毎日1万枚ずつ売ってることになる44歳と47歳がこの心意気。
こんなカッコイイ同世代がいてくれて幸せです。
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