| 2008年08月09日(土) |
World's Wing 2008(Act1) |
堪能してきました2公演。
いやもちろん、2回くらいじゃ全然足りないのだけど、
それでも1回だけしか観られないのと2回観られるのとでは雲泥の差です。
1回観て「あれはいったいどういうことだったのでしょうね?」という箇所を、
友と「あーいうことでは? こーいうことでは?」と盛んに意見交換するのも楽しいし、
そのあとに再度観ると、ザル脳でも記憶に留めておけることが増えるので。
以下、好きな場面の覚書。
Act1
今井さんは悪キャラと善キャラの両方をなさるのですが、ほぼ衣装で区別いたします。
悪いのは黒のおどろおどろしいマント風、良いのは白シャツかシルバーのロングコート風、みたいな。
(以下、黒翼、白翼、シルバー翼、といたします。 ←まんますぎる)
・黒翼が上空でロープを掴みつつつ登場。欲望がなんちゃら♪ 時空を越えてなんちゃら♪
みたいな歌詞の歌を歌い、いかにも悪そう。そして着地。
黒翼の回りで踊る手下たち(MAD&関西Jr.)の動きが、まるで黒翼の背に本当にでっかい真紅の羽が
羽ばたいているように見えて素敵。
手下たちの衣装は背中に真紅の翼(鳥の羽)マーク入りの黒コートが基本。
・白翼と白軍団(関西Jr.)で「Beyond the Sky」。カッコいいっす。
・のどかな村で、村の娘たちと男たちが楽しげにペアになって踊る。
これがバレエなのだが、MADの辰巳くんがまずひとりで登場して、ひじょーにキレイに踊ってびっくり。
女性ダンサーズはもちろんだが、今井さんとMADのバレエもとてもキレイです。
お、この時は白翼ね。
まわりが全員村人衣装なのに、ひとりだけ都会人衣装でなんかみょーに浮いてる白翼です。
・一緒に踊った村娘と恋に落ちる白翼。が、突如悪の軍団が登場して彼女を連れ去り、
ふたりは引き裂かれてしまう。最初のボコられ場面。
・恋人の奪還を誓う白翼。すべてを賭けて捜し続ける〜♪と、苦悩と決意の表情で歌う。
・戦闘モードのシルバー翼となって黒翼の本拠地へ乗り込み、
自分も力を得るために悪の軍団の中へ潜入する。悪の軍団の群舞はいつもめっちゃカッコイイ。
今回もMADの皆さんは本当に大活躍です。軍団VSシルバー翼で、ダンスバトル。
・黒翼のハーレム。アラビア風衣装の美しいお姐さんたちが妖艶に踊ります。
この時の黒翼は黒と赤のぴったりしたシャツに白い包帯を巻きつけたような、
非常にタイトでセクシーな衣装で、ハーレムの女性たちひとりひとりと踊ります。
でも女性と絡んでいるのに全然エロくないので ←あくまでもわたし基準
ここの黒翼にはもうほんのひとつまみ妖艶さを醸し出していただきたい。
・ハーレムに乗り込む白翼。実はこの直前に、黒翼は仮面をした辰巳くんと入れ替わっている。
MADの中では一番今井さんと背格好が近い辰巳くんが今回、今井さんの影武者として大活躍なのだが、
動きとかポーズとか本当によく似ていて素晴らしい。研究したんだろうなー。
で、長い前髪がよくお似合いだった辰巳くんがいつの間にやらサル頭(短髪)になっていたのは
このためだったのだな、と。ったく、短髪好きの先輩が苦労をかけて申し訳ないことです。
・ハーレムに捕らえられていた彼女を救い出そうとするも、すでに彼女は黒翼の呪縛にかかっていて
白翼をあっさり拒否。ハーレムのお姐さんたちに容赦なくボコられる白翼。
脱がされ(シャツだけね。タンクトップはなぜ脱がさないのだお姐さんたち。)、
縛られ、空中高く吊り上げられる(片手、片足、腰を吊られ、空中に横たわっている状態)。
なんとか緊縛から逃れようと、空中で何度も派手にもがく様子が非常にスリリング。
でもそのまま地底の炭鉱のような強制労働場のようなところへ下ろされる。
・キズだらけで炭鉱に横たわる白翼。
ひとりの炭鉱夫がふてぶてしげに近づいてきて(松崎くんがひじょーにいい感じ)、
伸びている白翼を威嚇しつつ、ながーい木槌のようなものを地面に打ち付けるSTOMP開始。
MADとたぶん女性ダンサーズもいたと思うのだが、
大人数で長い木槌振り回してガンガンとリズミカルに音を鳴らし続けるだけなのに、妙に血が騒ぐ演目です。
物を打ち鳴らすという原始的な行為には、呼応する本能みたいなものがあるのかしらん。
これもやはり、炭鉱夫達VS白翼のバトルから、全員の素晴らしいアンサンブルになっていき、大迫力。
・舞台は再び黒翼の本拠地へ。悪の軍団による剣舞。これがカッコイイ。
そこへシルバー翼突入。軍団全員を敵に回しての殺陣が始まる。そして最後に黒翼対白翼の一騎打ち。
・白翼&白軍団が高らかに歌い上げる「Joy&Pain」。
非常に伸び伸びと希望に満ちた曲調なので、「おお、めでたしめでたしなのだな」ということがわかる。
というのが、Act1の一応見たまんまのストーリーですが、もっと深く解釈するもよし、このままもよし。
善対悪というより、善悪、喜び悲しみ、様々なものが表裏一体で存在しているこの世界を、
がんばって生きていこ、みたいな印象ですが。
これまでの翼らしいダンス、バレエ、群舞、ハーレムの踊り、STOMP(タップもあり)、剣舞、殺陣、と、
場面ごとのバラエティ豊かなダンスシーンはストーリーによくマッチしていて、どれもとても楽しめます。
そして、昨年とは比べ物にならない凄いフラメンコ(「ツバメンコ」by 今井さん@8日昼の部での発言)と、
昨年の日生劇場での感動も蘇るAct2へ。
続きはまた後日〜。
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