| 2008年04月24日(木) |
実はずっと滝沢さん祭り |
明日はしんちゃんとMステで盛大に米寿司くん祭りになるので、
今日中に滝沢さん祭りをブチ上げておきますよー。
祭りというか何というか、とにかく敬愛の意を表しておかないと気がすまないのです。
(滝沢さんのイタリアンマフィアなSpa王CM祭りはまた今度ね。)
演舞城は今回は1回しか観劇できなかったのだけど、その1回はものすごく濃くて素晴らしい時間だったし、
パンフを読んだり、「Tokyo Walker」の連載でお稽古風景を見たり、
WEBでお城共演者の後輩達とのやりとりを読んだりしていると、「滝沢さんってすげーな」と思わせられることばかりで。
共演者、スタッフ、後輩が、滝沢さんと一緒にお仕事したがる気持ちがよくわかる。
こんな人とお仕事できたら素敵だろうな、と思いますもん。
仕事人として理想的というかお手本みたいな。
タッキーしゅてき〜♪ カッコイイ〜♪ という気分でこの人を見ることももちろんいっぱいあるのだが、
(「きまぐれJET」とかでガニマタ足をふみふみして踊られると最高に可愛らしくて完敗だったりするし。)
こういう態度、こういう考え方で仕事をすれば、たとえ大変なことがあっても最終的には最良の方向に回っていくんだ、
と、とても僭越ながら、自分の仕事や人間関係のお手本にさせていただいている部分が
ものすごく大きくなってしまいました。
活字にしてしまうとたぶんどれも当たり前のことで、
「そんなこと当たり前じゃないか」と言う人がほとんどだろうとは思うのだけど、
当たり前ならオマエがすぐに実行してみろと。(誰にケンカ売ってるんですか)
ではオトコマエなお仕事態度について、パンフやインタビューから思い出せることを列挙してみましょ。
・体力的に一番キツい、あるいは一番危険な部分を担う。
・いくら辛くても千秋楽を迎えるまでは絶対弱音を吐かない。
・後輩達とのコミュニケーションを密にして、後輩が自分へ気楽に話しかけられるようにする。
・後輩のいい面、個性を見つけ出してそれを伸ばすよう配慮する。後輩同士もいい競争関係になるようにする。
・後輩を叱らなきゃいけない時は、何度もグチグチ言わずに1回ガツンと言うだけ。
後輩が「今日もまた何か注意されるかもしれない」と思って仕事場に来たくなくなってはいけないので。
・後輩の成長を素直に喜べる。
・舞台に立つ以上は経験の有無に関わらず全員がプロ意識を持ち、自分の役割をちゃんと意識してほしい。
・裏方のスタッフと舞台上の演者の自分らとは、視点も意見も違ってあたりまえ。
裏方が「出来ない、無理」と言うことは何度でも話し合いを重ね、できる状況を見出していく。
・演者として新しいものに挑戦するときは、ひたすら稽古。熱心に稽古。筋トレも必須。
・殺陣は信頼関係が命。非常に危険なので、昨日今日会った人と殺陣なんて決して出来ない。
だから新しい人と殺陣をするときにはまず信頼関係を築くために「稽古」というコミュニケーションを繰り返す。
・殺陣に関して言えば、新人の殺陣に自分が合わせる。それが怪我や事故を防ぐ最善の方法だから。
座長の自分に合わせてもらうことより、最後まで全員が怪我と事故なくやりきることが何よりも大切だから。
・稽古時間は演技や動きを作り上げるだけでなく、共演者たちと「見えない絆」を作り上げていく大切な時間。
アクシデントが起きたとき、上手く対処するにはそういう絆やチームワークが何よりも大事。
・愛される作品を作り上げるためには、時間をかけて気持ちを込めること。
気持ちを込めないと命は吹き込まれないし、愛される作品にはならない。
まだまだいっぱいありますが、今思い出せるのはこのくらい。
で、こういう具体的なお仕事方針の基本にあるのが「愛される作品を作り」「客に楽しんでもらうため」
であるという点が、滝沢さんのお仕事がちゃんといい方向に回っていく最大の理由のような気がしております。
客の感想を二の次にして「自分がやりたいこと」ばかりをメインに考えて仕事をしていると、
知らず知らすのうちに共演者に対してもスタッフに対しても
「自分の引き立て役」「自分の要求に応じてくれるのがあたりまえ」という認識になってしまうし、
そうなったらここまで共演者・スタッフすべての立場を重んじる考え方はできないように思うのです。
「自分のやりたいことだけやる」というのもひとつのやり方で、それ自体責められることでは全くないのだが、
色々な意味で限界が早く来そうな気がします。最終的に生き残っていくのは、客に愛される作品を作ろう、
たとえそのために自分が誰より大変であっても、という意気込みで作られたものだという感じがしております。
そして、滝沢さんのそういうポリシーに触れて思ったのですが、
滝沢さんの笑顔にこんなにも癒されるのは、彼の笑顔も人を喜ばせようとしている笑顔だからかも、と。
自分が楽しいから笑う、楽しくない時は笑わない、というのは単純に自分の感情が垂れ流しになっているだけで、
その笑顔には思いやりも愛情も何も込められていないように思うのです。
「笑いたくもないのにニコニコしていい子ぶるのはイヤ」なんてのも、実は自分のことしか考えてないってことなんだな、
と、けっこう長いこと生きてきて、最近やっと気づいたわたしです。
反対に、あの人を喜ばせたい、と思って努力して見せてくれる笑顔は、すごく思いやりのある笑顔なのではないかと。
辛い状況でも笑顔を見せてくれることが、その笑顔を向けられた人々をどれほど安心させ、
どれほど幸せな気持ちにさせてくれるかは、言うまでもないことなのです。
お城も残すところあと3日。
殿は最後まで、客を楽しませるために力の限り素晴らしい舞台を見せ、
最高にプロフェッショナルで最高に思いやりのある笑顔を見せてくれるはずです。
殿♪
|