| 2008年02月13日(水) |
「L change the World」 |
うわぁぁぁぁ やられたー!
Lにやられましたー。
Lったら最期の23日間で、めっちゃ魅力的なヤツになりやがりました。いや、最期の7日間かな。
映画のデスノ前編を観た時、Lをこんなにも愛しくカッコよく思う日が来るとは全く予想しなかったのに。
うわーんやられたー。 ←しつこい
もう、劇場とか映画館とか行く度にだーだー泣いてるのもどうかと思うのだけど、すまん。許せ。
夜神月と対峙していた時のような頭脳戦は今回は少し影を潜め、
Lを頼ってきた少女と少年を、ものすっごく不器用ながら身体を張って守りつつ、
細菌ばらまいて人類を激減させようとする狂信的環境保護集団から世界を救おうとするお話。
少年と少女を相手にするときの、Lの不器用さが秀逸。
不器用ってあんなにチャーミングに見えるんでしたっけ?
それがLなりの精一杯の思いやりだったりするからたまらない。
そして時にものすごく素直。
姿勢の悪さを指摘されて、姿勢をよくしてみようとちょっとがんばったりする様子なんて、
笑えるやら笑えるやら笑えるやら。
Lはこれまで人とリアルなコミュニケーションをしてこなかったから、
人間づきあいが技術的にヘタというのは当然なのだが、にもかかわらず、
人の命を大事にすること、人の可能性を信じること、人の努力に感謝して賞賛すること、
においてゆるぎない姿勢を持ち続けているというのが、ものすごく不思議。
ワタリの教育のおかげ? それともこの23日間で学んだことなのだろうか。
助けた少女と少年に、Lが最期に贈ったメッセージが素晴らしい。
あくまでもLらしい言葉数の少なさと、そっけない言い方なのだが、
ふたりのこれからの人生への最大のエールであると同時に、
自分が亡きあとの世界への限りない慈しみも感じさせる、
本当に素敵なメッセージ。
「天才」「天涯孤独」などの点で自分と似た境遇にある少年へのメッセージは特に、
他者との関わりを拒否してきたこれまでのLだったら絶対に言いそうにないことなのに、
この期に及んでは、L以上にそれを言うのにふさわしい人はいないだろうと思えるほど。
今は亡きワタリに語りかけるような最期のひとりごとも素敵だった。
いやー、松山Lとワタリ好きにはたまらん映画でした。
しばらくLの思い出にひたっていたい気分です。
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