夫がまた夜のピクニックを決行しましたよ。
夫は地震でJRが動かなくなったときに、
夜中に津田沼から5時間半歩いて帰ってきたことがあるのです。
(2005年7月26日付のおたけび参照 ←ちょうど1年前だったことに今気づいてびっくり)
28日金曜日、東京駅を夜中1時に出発して千葉方面へ5時間歩き、
動き始めた始発に乗って朝7時前に帰宅。
ほんと、その体力とその行き当たりばったり精神には、
いつもながらほとほと感心しますわ。
渋谷で飲み会〜♪ と出かけて行き、
「今、東京駅。終電なくなったからどっか泊まってく」と
電話があったのが午前零時半。
そかそか。東京駅周辺ならホテルいっぱいあるしな。
酔っ払いがヘタに動いて行き倒れになってもいかんし、
その方が安心、と思いきや。
帰宅後の第一声。
夫 「東京駅周辺にはあまりホテルなかった。」
東京駅周辺にホテルがなかったら、都心のいったいどこにあるというのだっ!
そもそも、「探す」ということが大変に苦手な男なんですわ。
「冷蔵庫に入ってるよ」と言っても、
開けてさらーっと見回して見つからないと「ない。」と。
世の中は平面じゃないんだよ。
色々なものが重なったりして、影に隠れたり下に潜んでいたりするのだよ。
ちょっと「どけてみる」とか「裏返してみる」とかいう手間をかけないと、
そして芋づる式に丹念にたどっていかないと、見つからないものだってあるのだよ。
(冷蔵庫内の整理整頓状況については触れないでおく。)
まあね、真剣に探せば宿なんてないわけないのだから、
なんだかんだ言って、単にまた夜のピクニックをしたかっただけなのでしょう。
フルマラソン走れる男ですから(でも4時間とかかかる)、
5時間歩くなんてどーってことないらしいし。
地図もなく(ケータイも持たない)、「千葉方面」の道路標示だけを頼りに
歩いてきたら、川にぶち当たってしまい、
高速道路と線路はそのまま川を越えて行ったが
徒歩で渡れる橋まで行き着くのにかなり迷った、とか、
途中何度も、警察官が3人組くらいで巡回しているのに出くわしたから
放置自転車に乗ってなくてヨカッタ、とか(出くわさなくても乗らないでくれ)、
夜明けに中東系の方々が大挙して自転車連ねて出勤(?)する風景に出会った、とか、
色々と報告してくれました。
楽しそうでヨカッタな、ピクニック。
いくつになってもできるものだな、プチ・アドベンチャー。
でも、
夫 「やっぱ泊まるべきだったな。」
そうしてください。
不審者として捕まったりオヤジ狩りにあったりしないうちにね。
冒険と危険の兼ね合いがむずかしいわ。
*「Cat in the Red Boots」のチケット、すべてお譲り先が決まりました。
どうもありがとうございました。
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