今日のおたけび または つぶやき

2006年07月30日(日)  再び「帰還」


夫がまた夜のピクニックを決行しましたよ。



夫は地震でJRが動かなくなったときに、

夜中に津田沼から5時間半歩いて帰ってきたことがあるのです。

(2005年7月26日付のおたけび参照 ←ちょうど1年前だったことに今気づいてびっくり)



28日金曜日、東京駅を夜中1時に出発して千葉方面へ5時間歩き、

動き始めた始発に乗って朝7時前に帰宅。


ほんと、その体力とその行き当たりばったり精神には、

いつもながらほとほと感心しますわ。



渋谷で飲み会〜♪ と出かけて行き、

「今、東京駅。終電なくなったからどっか泊まってく」と

電話があったのが午前零時半。

そかそか。東京駅周辺ならホテルいっぱいあるしな。

酔っ払いがヘタに動いて行き倒れになってもいかんし、

その方が安心、と思いきや。



帰宅後の第一声。


夫 「東京駅周辺にはあまりホテルなかった。」


東京駅周辺にホテルがなかったら、都心のいったいどこにあるというのだっ!

そもそも、「探す」ということが大変に苦手な男なんですわ。

「冷蔵庫に入ってるよ」と言っても、

開けてさらーっと見回して見つからないと「ない。」と。


世の中は平面じゃないんだよ。

色々なものが重なったりして、影に隠れたり下に潜んでいたりするのだよ。

ちょっと「どけてみる」とか「裏返してみる」とかいう手間をかけないと、

そして芋づる式に丹念にたどっていかないと、見つからないものだってあるのだよ。

(冷蔵庫内の整理整頓状況については触れないでおく。)



まあね、真剣に探せば宿なんてないわけないのだから、

なんだかんだ言って、単にまた夜のピクニックをしたかっただけなのでしょう。

フルマラソン走れる男ですから(でも4時間とかかかる)、

5時間歩くなんてどーってことないらしいし。



地図もなく(ケータイも持たない)、「千葉方面」の道路標示だけを頼りに

歩いてきたら、川にぶち当たってしまい、

高速道路と線路はそのまま川を越えて行ったが

徒歩で渡れる橋まで行き着くのにかなり迷った、とか、


途中何度も、警察官が3人組くらいで巡回しているのに出くわしたから

放置自転車に乗ってなくてヨカッタ、とか(出くわさなくても乗らないでくれ)、


夜明けに中東系の方々が大挙して自転車連ねて出勤(?)する風景に出会った、とか、

色々と報告してくれました。



楽しそうでヨカッタな、ピクニック。

いくつになってもできるものだな、プチ・アドベンチャー。



でも、


夫 「やっぱ泊まるべきだったな。」



そうしてください。



不審者として捕まったりオヤジ狩りにあったりしないうちにね。

冒険と危険の兼ね合いがむずかしいわ。


*「Cat in the Red Boots」のチケット、すべてお譲り先が決まりました。 

 どうもありがとうございました。



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