今日のおたけび または つぶやき

2006年04月12日(水)  『あずみ』


「AZUMI RETURNS」の11日昼の部を観てまいりました。


泣いたー。

こんなに泣いてしまうとは思わなかった。

二幕のアタマからはもう嗚咽しかけ、

「ヤバイヤバイ。声出して泣いてちゃイタすぎる・・」と

一生懸命ガマンしたほどです。



原作の漫画も映画も知らず、「時代モノらしい」「カッコイイらしい」

くらいの知識だけで行ったのですが、最高でした。

16日が千秋楽と聞き、急遽当日券で入りましたの。観れてヨカッタ。



わたしの大好きな新感線テイストの時代活劇です。

美しくスピーディな殺陣好きで、

カッコよくて切ないもの好きで、

でもいっぱい笑えなくちゃイヤだ、

というワガママ者向きの、素敵な舞台です。



当然のことながら、

登場人物が男女問わずみんなオトコマエな心意気の持ち主。



主人公のあずみをはじめ、その仲間たちもまだ少年少女、

という設定なので、

新感線のような大人のイイ男イイ女が入り乱れて醸し出す、

豪華絢爛で円熟した雰囲気はございません。



でも、まだ全然大人になりきれていない彼らなのに、

「刺客として育てられた自分の生きる意味」を必死に探し求め、

それさえ全うできれば悔いは無し、と、ひたむきに突き進む姿は

本当に潔くて切なくて、せつなくてせつなくてーーっ。(そして号泣)



あずみ役の黒木メイサちゃんがとにかくカッコイイ。

最初から最後まで斬りっぱなしなのだが、

「夜叉でもあり菩薩でもある」と評されるにふさわしいこの少女は、

ただ立っていても、激しい殺陣をしていても、凛として美しい。

ジュリエットも美しかったけどさ、

返り血で血みどろになりながらも斬り続けるあずみは、さらに美しかったよ。



で、そんなあずみを守り抜く男、うきは。

うきはは生田斗真くんですよ。



とーま、

キミはいつからそんなにカッコイイ男になっていたのだ。


>ソロコンのつばさにも同じことを言った気がする



やばいです。

とーま素敵です。

しばらく見ないうちに、

お顔も身体もすっごくガッチリと男らしくなっていたのね。



お芝居するナマ斗真を見たのは、

新感線の「スサノオ」と少年隊の「ウェストサイドストーリー」と「SHOCK」だけど

うきは役は、これまでのどの役とも全く比べ物にならないほど素敵。


やんちゃで可愛らしい少年っぽさもあり、

あずみを優しく見守る大人な面ものぞかせ、

そして最後には命に代えてあずみを守り抜く。

いい舞台役者になったのね、斗真。

斗真と並ぶと、メイサちゃん普通に女の子らしいサイズです。(座長基準に慣れた目には新鮮)



他の役者さんも皆よかったですよ。

情けなーい頼りなーい秀頼を大好演の長谷川純くん。

きりっとした武士がよく似合うガラスの30代、赤坂晃氏(カーテンコールでそう紹介されてた)。

冷酷で激しくイっちゃってる人斬りの涼風真世嬢。

絶妙なお笑い担当、どんな長ゼリフも楽々とこなす、

やたら派手な顔立ちの山崎銀之丞氏も、ものすごく目を惹く。



近頃特に、和モノに弱いです。

和装って、今さらですが本当に美しいと思うし。

刀振り回していればみんなオトコマエに見えるわけでもないのだが、

でもカッコよさ6割り増しくらいにはなっているかもしれません。


ビジュアル的にもキャラ的にも、

カッコよさがわかりやすいのだな。



戦国時代末期という時代設定も、

ドラマチックな話をいくらでも生み出せるらしく。

新感線の「髑髏城の七人」も、このあたりが舞台となっていたしね。




で、明治座という劇場に初めて入ったわけですが、

各フロアーの土産物店が凄いんだー。

服飾品から甘味から各地の名産品から縁起物(おめでたい感じの小物類)まで

売り場面積1�屬阿蕕い僚佚垢�いっぱいあって、

ここは縁日かと。今日は四のつく日ですか? みたいな。

(わたしの実家のある東京下町では四のつく日が縁日だったの)



お客さんたちも、

演目は何でもいいんです。明治座がわたしのリビングです、

みたいな高齢の方々がいっぱいいらっしゃいまして。

わたしは3階正面の一番後ろ(例によって最上階最後列大好き女)にいて、

さすがに3階は空席が結構あったのだけど、

「そこ空いてます〜? こっち観にくくて〜」と、ゾロゾロと移動なさる。

ゆるいわ〜。このゆるさは新鮮だわ〜。「庶民の娯楽」の味わいです。



客席はそれくらいゆるかったのだけど、

舞台上の皆さんは本当にぴしーっとしてて素敵でした。


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