せらび
c'est la vie
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みぃ


2006年05月23日(火) 遊びの計画を立てる

今週末は、連休である。

この界隈の人々は、家族や友人を招いて裏庭で肉や野菜を焼いて食べる、所謂「バーベキューパーティー」というのが大好きで、この連休の辺りから本格的に始める。

ワタシのところにも何人かの友人からお誘いが来ているのだが、中でも一番早く知らせをくれた友人の計画に乗る事にした。

彼女の事は、以前にも日記に少し書いたが、その後遠距離恋愛中のボオイフレンドが街にやって来たので、先週末には近所の「ビアガーデン」で一緒に飲んだ。

その際彼は、北方にある現在の住処が大家によって売りに出されているので、いずれ彼女の家に転がり込んで一緒に暮らし始めるつもりだ、と言い、しかし家が売り切れる前に人々を招いてパーティーをするから、良かったら君も来るがいい、と言った。

彼は夏は波乗り、冬は雪乗りを教えて、主に生計を立てているようである。元々は大陸のあっち側の生まれで、どういう訳だかこっち側へやって来て、海は無いが湖や川のある北方の町で暮らしている。時折船の操縦の手伝いをして駄賃を貰ってもいるらしいのだが、実際のところワタシには彼が何者なのか、良く分からない。

彼が言うには、ベッドルームが幾つもあり、日曜大工や車いじりなどが出来る大きな「工房」があり、近所の山に繋がる広い庭があって、それだけある一戸建てを一人で借りて、ワタシが今都会で借りているちんまりとした住まいと同額の家賃だそうである。また彼の住まいの目の前だか裏庭だかには大きな湖があって、例のワタシも一寸乗せて貰った事がある「スクーナー」が停泊中だそうである。

君は是非来るべきだよ、だってあの船に、ほんの少ししか居られなかったのだから。

そうなのだ。ワタシは、まるで「ご近所さんにバレないように人目を忍んで朝帰りする女」のように、街へ戻る早朝の郊外列車を捕まえる為に、まだ誰も起きないうちに船を出て来てしまったのである。

そんなとこなら、是非呼んで頂戴な。長らく街住まいで、自然の暮らしが羨ましい。


ここ二三ヶ月のうちには必ず、と言っていたのに、気の早い人々である。彼女から先日電話が来たと思ったら、今度の連休にいとことそのボオイフレンドを連れて出掛ける事にしたから、貴方も良かったらご一緒に、と言うのである。

ワタシは早速予定を調べる。土曜日には例によってヴォランティア活動の予定を入れていたのだが、その日は丁度友人が率いる活動なので、今から断ったところで特に問題は無かろう。直にメールを打って、その日の活動を辞退する。さあ、これで行く手を阻むものは無い。

彼女に折り返し電話をして、行くよと告げる。

それから、以前から目を付けていた戸外活動用品が安くなっていないかと思い付き、ネットで調べ始める。

ふむ、狙っていたものは既に売れた模様。残念。しかしそれに準じたものは、お買い得である。これを買うとしたら、序でに他にも買って、一緒に配達して貰うと安上がりかしら。


そのうち、はたと気づく。

しまった、ワタシは仕事がまだ終わっていないではないか。

例の「コンピューターヴァイルス騒動」のお陰で大幅に遅れてしまった業務を、まだ完成させていない。何らかの形を成した状態でボスに見せないと、ワタシの首が拙い事になってしまう。しかもそれが済んだらある手続きをする事になっていて、その手続きの締め切りは今月末である。

月末?それは連休が明けたら、直ではないか。月曜の午後に街に戻った後は、殆ど時間が無い。




という訳で、これから作業に励む事にします。

遊びに行く為に仕事をする、というのも難だけれど。


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