せらび
c'est la vie
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みぃ


2006年05月06日(土) 公立学校の図書館司書に誘われる

今日は久し振りにヴォランティア活動に出掛けて来た。

同士から、ワタシが特に気に入っている「図書館整備」のプログラムがまたあるよ、と知らせが来たからである。

以前にも書いたけれども、ワタシはこのプログラムが大変気に入っている。

以来何度かこの手のプログラムに出掛けているのだけれども、最近は自分の事で手一杯だったので、ヴォランティア活動自体ご無沙汰していた。「生活にリズムを取り戻さねば」と再開する事にして、その再開第一回目の活動をこのお気に入りのものにしたのは、正解だった。


今回行った先では、既に定年退職した二人の図書館司書が、ひとり分を賄う為に交代で雇われていた。

ワタシたちヴォランティアは、コンピューターを使って市の「公立学校図書館データベース」に本を入力し、バーコードを貼り付ける、という作業をした。初めての事だったが、これは中々楽しかった。常連のヴォランティア仲間も幾人かおり、やあ久し振りなどと談笑しながら、作業を進めた。

そのうち昼飯時になり、例の図書館司書のひとりを交えて話をしながら喰っていたら、なんとワタシは「スカウト」されてしまった。

そういう訳で、この街の公立学校の図書館には司書が足りないので、市はなんとか人を呼び寄せようと「スカラーシップ」の制度を作ったりして、苦心している。そこへワタシが偶々「図書館整備は、日頃やっているヴォランティア活動の中でも特にお気に入りで、中でも本を『デュウィー・システム(Dewey Decimal System)』に沿って並び揃えるのが、大好き。」などと言ったものだから、その司書女史が捉えて、「キャリアチェンジはいかが?」と誘ってくれたのだった。

満更でも無い。

もうひとりの司書女史が、良かったら情報をメールで送って差し上げる、と言うので、ワタシは名刺を置いて行く事にする。


そうだ、大昔の事だが、ワタシは大学受験のもっと前に、「図書館司書」だとか「博物館司書」だとかになるにはどういう学校へ行けば良いのかしら、と考えた事があったのだ。

本なら昔は乱読で、片端から色々なのを読んだ。近頃は自分の専門分野のものばかりで食傷気味で、「趣味は読書」などと言わなくなって久しいが、それでも本に囲まれて過ごすのは好きである。それが子供たちの為の仕事なら、尚更遣り甲斐も有りそうである。



帰宅して、とりあえずもうひとつ、図書館整備関連のヴォランティア活動に申し込んでおく事にする。

最近のワタシは、本当に好きな事だけしかやらない事に決めてしまった。

来週末は公園の整備、再来週はシェルターにいる犬の散歩、その次は友人が率いるエイズ患者への食事提供プログラム、その次がまた図書館整備である。今日申し込んだのは、そのまた先の図書館整備プログラムである。

好きな事だけやろう。楽しい事だけやろう。

だって人生、楽しくない事は、そこいら中に沢山溢れている。空いた時間にまで、無理をする事はないのだ。

そう思うと、人生妙にこじれたりする事も無く、すっきりして、良い。


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